霊媒村殺人事件

リアル脱出ゲーム×逆転裁判、「霊媒村殺人事件」に参加してきました!

SCRAPさんの遊園地とのコラボとかは行ったことあったのですが、ヒミツキチオブスクラップでの公演は初体験でした。
とはいえコラボものということもあってか、難易度は低めなのかな、という感じでした。

先に言うと脱出成功(無罪判決)しました! ヤッター!
組んだ方々それぞれ得意な方面が違っていて、どの謎もどなたかがピーンときて次へ次へと進んだ感じで、割合するすると解けました。
最終謎が5分前に終わったこともあって、もしかして気づいてないことがあるのでは…と疑心暗鬼にもなりましたが笑

!以降感想ですが、もちろんネタバレはありません!

 

【ゲーム開始まで】

初めてのヒミツキチオブスクラップ、私は友人と二人での参加でした。

受付とホールに区切られており、受付でチケットを渡す⇒首にかけるタイプの番号札を貰う⇒ホールに入ってその番号と同じテーブルにつく、という形。
歩き回って探し回ることなどはなく、基本的に着席した状態で解けるというのが普段会場とのコラボばかり参加していた私には新鮮でした。

開始前までに買い物をして結構大きな荷物になっており、受付時に預けられるというので預けることに。
300円で袋(45Lぐらいかなぁ)に入る分を預けられるということで、友人の荷物もまとめることができました。有り難い。
歩き回るわけじゃなかったのでおいておくこともできたとは思いますが、邪魔は邪魔だったろうなとも思います。

トイレは受付側にあるので開始前までに済ませておく、というふうになっていました。
まあ最中に(よっぽどがない限り)トイレ休憩は挟まないよね…。

グループが揃ってくるとスタッフさんから注意事項と今はこれをしておいてね、というようなアナウンスがあり。
私のグループは4人までまとまって揃って、そのあと2人が来るまでちょっと時間差があったこともあって、スタッフさんは都度説明してくれました。

 

【ゲーム開始】

楽しかった~~!
公式HPには「これは、実際にあなたが弁護士となり、事件の謎を解き明かし/逆転無罪を勝ち取るゲーム・イベントです!!」とありますが、まさしくそうでした。
進め方がとにかく「逆転裁判というゲームそのもの」って感じで、3次元であのゲームの中にいるみたい! っていうのが本当にワクワクしました。
証拠品が目の前に並んだりするともうそら興奮です。

公演用に出てくるキャラクターたちも、ワー逆転裁判だ! っていうアクの強さでぐいぐい引き込まれました。
キャラクターたちの会話もまた楽しいったら。まあ、謎解き早くしなくちゃ!って気持ちでいっぱいであんまり余裕なかったんですけどもw

 

【物販】

公演終了後(前にもやってたのかな? 見てなかったのでわかりませんが)、公演を行ったホールの後ろ側にブースがあってそこで買えますよという感じでした。
今回の逆転裁判とのコラボグッズと、通常のグッズであろう書籍等が売っていました。
せっかく成功したので脱出成功シールと、あとマヨイちゃんは正義ですので、マヨイちゃんのバインダーを。かわいい。正義。

 

公演がすべて終わったらもう少し仔細にレポれるといいな。

【DX3rd】 ムーンレスナイト

一度キャンペーンというのをやってみたい! 公式シナリオがあるじゃない!
…というのを、ほぼ初TRPG、初GM、なやつが思い立って実行したのは無謀でしたがチキンなことを含めて考えると快挙とも言えました。

まあいわゆる親しい友人ばかりの身内卓だったので粗相しても怖いことはなかったです。付き合ってくれる友人にはありがたやの限り。
月一で休日まる一日使ってのオンセ進行、このころはスカイプで主にやってました。

わー、なんか準備も悪くてわたわたしてた記憶しかない。
でも一応キャンペーンやりきったんですよ。やりきれたのは本当に嬉しかった!

それでも思い返そうとすると、まずあらゆる処理が甘かったこと、やってる最中は自キャラを動かさなきゃ、でもこのキャラは今回オイシイところはあったっけ? どうしたらいいっけ? わたわた! という記憶しかない……。
いろんな良いシーンが、GMがどれほどおたつこうともPLさんたちの手によって組みあがってくれましたが。PCたちは割とのびのびやってくれてた…と思う! 信じてる! 私にはイキイキして見えた!

この後暫くPCばかりやってGMはしなくなるんですが、最近またやり始めてみても、どんな環境を整えたらこのPCたちはそれぞれ輝くだろう? どんな様子が見られるんだろう? ということが、うまく用意できたなって思えることはほぼないんですが、気になるし、楽しいなーって思います。

あまりあれこれと内容に触れた感想ではなくなっていますが、ひとまずこれにて。
まざまざと思い出さないくらい古いわりに恥じ入るのが消えない程度にはまだ新しいというか。

【関東】 日本科学未来館

2015年9月に日本科学未来館に行ってきた時の話・当時のツイッターログを交えつつ。

日本科学未来館
そもそも3Dのプラネタリウムがあるとのことで、興味を惹かれてやってきました。お台場にあります。

 

◆アクセス

下記公式サイトより。

  • 新交通ゆりかもめ 「船の科学館駅」下車、徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
  • 東京臨海高速鉄道りんかい線 「東京テレポート駅」下車、徒歩約15分

とあるので分数が僅かながら下回る「テレコムセンター駅」から行ったんですけど、個人的には「船の科学館駅」のほうが道が分かりやすかったです。
散歩がてら大きなガンダムなんか見つつ「東京テレポート駅」から行ってもいいな、とも思いました。道かなりきれいな散歩コースっぽいし。

 

◆ドームシアターガイア

事前予約あり。(サイト:https://domeyoyaku.jp/
一般は一週間前から可能だそうです。
私が行ったのは平日だったので当日予約、時間直前でも何ら問題感じませんでしたが休日は完売もままあるようで。

まあまずは目当てをってことで着いてすぐの回に滑り込んだんですが、3DおよびMEGASTAR-II cosmosもさることながら…
話の作りがすごくすごくすごく好きで!!
その後チケット買いに走り三回繰り返し見てしまった…
そしてかわりにMEGASTAR-II cosmosを堪能する「夜はやさしい」を見損ねてウヌ 本当に見たかった

そのときやっていた演目は「バースデイ ~宇宙とわたしをつなぐもの~」。

公式サイトで「見慣れた日常の空間と、壮大なスケールの宇宙とをつないでいく物語」とありましたが、空間というよりも、生まれるということそのものの話をしていたように感じます。愛とかそういう情動でなくても私たちを「つなぐ」「生む」ものの話。
物質の最小限から始まり(存在するということ/ミクロ)、天体のおこり(ぶつかりあって融合して形を成していく)、銀河(その群れ)、銀河系(その更に大きな群れ/マクロ)、その遠い遠い銀河系、宇宙の興りも、最初はゆっくり要素が偏りぶつかりあい形を成していったということ(ミクロ)。
自分たちに一番近い物質のミクロへ目を寄せてから、大きく大きくマクロへ移り、またそのマクロを解体するミクロへの視界の動きはダイナミックで3Dがまた迫力をもたらしていました。
そして私たちがびゅんびゅんと3Dでもって旅をしてきた宇宙から地上へ戻ってきて、3D用メガネを外します。するとそこに、夜空が、星空が広がっている。かなり長めに無音で見上げる空間を作っていて(音楽や音声なし)、ぐわっと引き込まれたんです。

あの夜空に、あの静寂を、あの間合いをもって持ってくる、もう、感動だった…ははは情動によらないことに対する話に高ぶったのに完全に情動でモノを語る姿勢。

いやーもう3Dはつぶが降ってくる感じが、ほんとうに、画面をこえてふってくるようで、うおー!!ってめっちゃ高ぶったのでぜひぜひ という気持ちです。画面感じなかった
あと MEGASTAR-II cosmosの夜空はマジで夜空見上げてる錯覚を起こしました いやなんというか環境整いすぎてる感じはあるからやっぱり本物っぽいかと言われるとそれも違うんだろうなーとも思うんだけど。

いやもうぜったい「夜はやさしい」見たい 見たい 見たい という気持ちだけ

今は3Dドーム映像作品『9次元からきた男』だけやっているようです(2016/6/28現在)。
以下公式サイトより。
"物理学の究極の目標である「万物の理論」をテーマにした3Dドーム映像作品です。演出を手がけたのは、『呪怨』などで知られる映画監督の清水崇 氏。難解な数式で表現される理論物理学の最前線を、エンターテインメント性あふれる実写と精緻なCG・データビジュアライゼーションを融合させ た、かつてない映像で体感していただけます。"

 

◆常設展

常設展は理性と明るい展望って感じに想われました。全体的にトーンがたいへん明るいものなのだけど、それは理性と生理にそったルールでありえるはずという ような、なんていうか、明るい展示だなーと…くらがりに関して冒険心うずくよな!うおー!みたいな、積極性とポジティブさを感じたというと少しは伝わるものがあるでしょうか。
「こういう危険性もあります」ではなくて「まだこのへん余地あってわくわくするよな」とか「理性的に技術を使えれば飛躍があるぞ」感っていうか。

特に「アナグラのうた―消えた博士と残された装置」という展示がその感じを受けました。
インタラクティブな展示で、"ミー"というアバターのようなのが足元についてきて、いろいろ展示物を見て回るとそれによって変化する。
展示物は空間情報科学についてで、こんなこともあんなことも人間がすることは情報になる……の「こんなこともあんなことも」が紹介されてる…だったかと。
私はォオ…そうな…怖いな…って思っちゃうんですが、展示自体は「それだけのことができる。いろんな活用があるはず」という方向でした(確か。まあ怖い怖い言ってもなあ…そりゃそうか…とも思う)。

深海探査機とロケット(一部)の実物大模型の内部に乗れるのがテンションあがるぜ!でした。
深海探査機は「こんな狭いところに四人とか、密度高くて気持ち的に息苦しくなっちゃったりしませんかね」みたいなことを聞いたら「いや研究員さんたちはヨッシャやっとこの中だー調べるぞーって感じでああだこうだ調べてるうちに終わってものすごい短く感じるみたいですよ」というようなお答えを頂いてそりゃそうか…となったり(※あくまで私のうろ覚えの記憶です)。

他にも「メディアラボ」では第15期展示「アルクダケ 一歩で進歩」をやっていて、"JST CREST「歩容意図行動モデルに基づいた人物行動解析と心を写す情報環境の構築」プロジェクト(研究代表者:八木 康史)で研究しているもので、カメラで撮影した歩く姿を数学的に解析し、人物の特徴を読みとり"(公式サイトより)の研究に参加することもできます。私のデータをあーげるっていう。実際の研究のデータ採取に参加するというのは、科学館という場所を考えてとても面白い体験になるよなーとか。

全部はたのしみつくしてないのでまたちらっと見に行きたいな~
このときからまた一部展示を改装したようなのでより行きたい。
今「Björk Digital ― 音楽のVR・18日間の実験」ていうのやってるよ(2016/7/18まで)…いいな~。

 

◆イベント

Miraikan UNI-CUBツアー:http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1402041016296.html

というのを行った当時やってまして、別料金・予約制だったんですが、空きがあったんで乗ってきました。
HondaのUNI-CUB(http://www.honda.co.jp/UNI-CUB/)"進みたい方向に体を傾けるだけで進むことが出来るため、両手を自由に使うことが出来ます。"(公式サイトより)という、パーソナルモビリティーです。

最初は練習をして、本当に慣れなかったんですけど、段々体重にかけかたが分かってくるとめっちゃ楽しかったです…それでもへたくそだったけども…!
乗車と降車が結局一番なれなかったな…。あと一定の速度での前進もなかなか。普通に座ると止まるんだけど止めるには何かしなくちゃいけなかったのでは?!って毎度一瞬思ったりとか(とにかく飲み込みが悪いだけともいう)。

 

◆企画展

ポケモン研究所~キミにもできる!新たな発見~:http://pokemonlab.jp/ , http://www.miraikan.jst.go.jp/spexhibition/pokemon/
も良いな~と思いました。
モンスターボール(実物大を持つ)の中にいるのはどのポケモン?って 12種類の調査機(ミニゲーム有)から4つにかけてみて情報集めて判定、その後自由にポケモンを種別化してみよう、というコーナーがあって、そこから現実世界の虫の話。

「ポケモンへの観察」を「実際の生き物への観察」の発見へつなぐ良い展示だったと思います。
これで生き物を観察したい!外に出てみたい!ってなったらすてきですね って思いました。

 

◆食べ物

カフェとレストランがあります。

カフェのほうは宇宙イメージドリンク!みたいなコンセプトカフェっぽいものが提供されてたみたいなんですけど結局行けなかったなぁ。

レストランはなんていうかな…すごくきれいな金のある社食って感じで良かったですね、プレートランチも割とがっつりめで。そんなに高くない(700円以下みたいな感覚)ように記憶しています(定かではない)。
汁物ついてくると選べるお出汁!って三種類ぐらいから勝手に選んで注げたりしてね、面白かったです。

【阪神圏】 堀江オルゴール博物館

ちょいちょい阪神圏のおすすめプレイス的な話をする機会があったので、そういえばそういうこともブログにまとめていけたらと思いました。自分が行った場所でおすすめのところの備忘録。

堀江オルゴール博物館:http://www.orgel-horie.or.jp/main/

あくまで行ったころの話なので、今現在は違うようになっている点もあるかもしれません。

 

--2018/8/27 追記
2018年に入ってほどなくして再度訪れてみて、かなしいことが分かったのですが、あまりにかなしくて書けないでいました。
この博物館の私が勧めたところが失われていました。

これまで、気になったオルゴールは動かして見せてくれましたし、説明をさっといれてくれました。
でももうそれは得られないことのようです。保存するほうに重点を置くことになったと係員さんから聞きました。
それだけならいざ知らず、すべて説明書きを添えてあって、ただ調度品のようにはあらず、展示の趣きを色濃くしていました。
説明書き以上の説明をしていただけることもありませんでした。

残念ながら、胸を張っておすすめできる場所ではなくなってしまったようです。
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 ◆概要

プラスチック会社でひと財産を成した堀江光男氏が収集したアンティークオルゴールを一般公開されています。
一日三回(書いてる時点現在)のツアー形式をとっており、人数制限があるため、要予約です。
"欧米から集められた19世紀から20世紀初頭にかけてのシリンダーオルゴールや、ディスク型オルゴール、自動演奏楽器を約360台所有しており、それらを日に3回時間を決めて公開しています。"(公式サイト・博物館概要より)
とあるとおり、古いものから新しいものまで多彩なオルゴール、および自動演奏楽器を見聞きすることができます。

 ◆アクセス

よくはないです。
そもそもいわゆる観光名所系の立地ではないので、この博物館のための移動が必須になります。どこかの寄り道でというのはあまりないかな…と。
最寄りはバスのみですが、そこからもそこそこ歩かなくてはならず、住宅街なのでちょっと迷いやすいかもしれません。
(バスに乗り換える)電車の最寄り駅は二駅ありますが、どちらもタクシー乗り場があるところなので複数人で行くならタクシーというのも手じゃないかなーと思います。アクセス見るとタクシーで15分だそうだし。

 ◆内容

まずでっか~~いストリートオルガンが迎えてくれます。これ自分で手回しさせてくれるんだよ! タノシイ! スゴイ! あと音が大きい。
ツアーは三階まで上がってから一階まで降りていく形式で、この博物館ができるまでとともに、オルゴールの成り立ちからいかに生活を彩り、種類を広げたのかというお話を聞きながらめぐることができます。
この話が…すごい…なんか…ナマNHK教育番組って感じというか、丁寧でかつ過多でない。気になることは質問できるし。

オルゴールは表に出ていない館蔵品を含め300近くあり、どれもいつでも動かせるようにチューニングされています。
展示品で気になるものは動かしてもらうことができ、どのような場所にあったものだとか、そのオルゴールの背景を教えてもらえます。
展示品は季節などによって入れ替えされているそうで、行くたびに違うものを見ることができます。

オルゴールから自動演奏楽器という文句であるとおり、オルゴールだけに限らず、そこからひいては人の手を介さず機械仕掛けで動く楽器の展示もあります。これもまた一つのオルゴールの系譜の先にあるものなんだなっていうのがしみじみ解るような展示でした。
私が行ったときはピアノで、弾きながらその演奏を記録し、記録したものをピアノによませて再演奏させるってしかけの自動演奏機というのが一番目を見張りました。こんなのもあるのか!
あとオルゴールの曲の間馬の人形がダービーする仕掛けのあるオルゴールとか、日用品にオルゴールがついているものとか、そんなものもあるのか、の連続。

展示とはそれますが、ここはお庭もきれいで、ツアー開始前なんかに見ていくこともできます。

見ごたえありますよ。ぜひ。

【シノビガミ】 千夜一夜暴夜奇譚

 友人のオリジナルシナリオのテストプレイでした。

 

リミット:2サイクル
タイプ:特殊型

タイトルの通り千夜一夜が下敷きになっていて、
暴虐の妖魔に捧げられた美しい生贄は"食べられる"前に、お互いが物語っていくことで一つの寝物語を追いかけようと持ち掛ける。
妖魔は不幸せな結末を、生贄は幸せな結末を物語にもたらそうとするが…という感じ。

メインフェイズの戦闘は全て閨合戦ルール、これに物語るための特殊ルール「シェヘラザード判定」がつけられていました。
物語の結末はシェヘラザード判定(および戦闘の戦果)で溜めた合計ポイントで結末が不幸せ/幸せどちらに傾いたか判定されるという塩梅。

 

GM:サキさん/シナリオのイメージ補助になるような画像や仕掛けが凝っていて楽しいです

PC1:柘榴(ざくろ)/黒田さん
気高いロリ妖魔。正義だと思いました。勝気といえば勝気、傲慢と言えば傲慢、でもまさにそれだけの力のある妖魔…って感じで正義。

PC2:ハルニレ・K/ハッカ
赤毛ウェーブが腰までつき、口元にほくろのあるおっとりとした私なりのザ・生贄っぽさを一応詰めたんですけど…(最終的に泣いて駄々をこねた)

 

このシェヘラザード判定が面白くて!
どうやって物語を作っていこう、とドキドキ(ワクワク)でした。
判定で補助は出るんですが、割と好き勝手に膨らまして話せるので、リレー小説というか、カードゲーム「ワンスアポンアタイム」的な面白さもあり。

それから初めての閨合戦。
この強制的にいちゃねちょする感じ、嫌いじゃないぜ……ですが、テキセじゃないとハードルたっけえなあ!っていう気持ちもあり。

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'14 USJ ハロウィーン・ホラー・ナイト(アトラクション) 雑感

※2015年度版までで終了していないアトラクションの、ネタバレに抵触していそうな箇所はすべて白抜き文字にしています。

 

前回バイオハザードできなかったのがめちゃくちゃ悔しかったのでエクスプレスパス課金じゃ!

あと今回はお揃いカバン・お揃いジャケットで。
ジャケットの出来がシッカリしていたことと色がちょっとトンチキだった程度ってこともあり、既製品と思われてたらしく、クルーさんに凄い良い反応を頂いたり。
作ってくれたのは友人。

午前中はこのころ新しくできたてだったハリーポッターエリアを見てまわってました。

 

/バイオハザード・ザ・リアル2

凄い楽しかった…!
ものっすっごいビビリなので、正直前年度の「拳銃のみ、ゲストのみ、途中グループ分かれあり」だと絶対マジでダメだったんじゃないか…って感じ…
14年度版は「ショットガン、クルーによる誘導、途中グループ分かれなし」。
多分、自分で探る感じというか、やっていたテレビゲームの世界にそのまま入れた感はきっと13年度版のほうが強かっただろうとは思うんですけども。

ショットガンのほうが距離とれる感じがあるのでほっとしました。
拳銃だとこころもとなかったろうなと…誘導でどこにいけばいいのかハッキリしているし。
基本的に「誘導される→演出開始」って感じで、ゲームで言うならたぶんイベントシーンを渡り歩くようなイメージに近いと思います。
移動はそれでもビクビクしながら「早く進むんだ」っていう指示を聞きながらの移動で、もしこれがクルーなしの探りながらだったらかなり歩みが遅くなったろうなって想像になる…あと急ぎすぎて転んだりしそう…という。

一番怖かったのは開始するまで…建物の入り口のフロアから、待ち列は階段に続き、上りきるとニューススタンド。
その先の部屋に入ると簡単な説明を受けてスタートする…んですが、その階段からそれらしく作りこまれててそこからのニューススタンド(さびれ済)の雰囲気がすごいあって!
ビビリにはつらい待ち時間(たいして待たされないんですけど)だった…早く取り返しのつかないところまで行きたいって思ってた…
かなり本気で友人と「どうする? や、やめとく?」って言ってた(本物のビビリ)。

実際始まってみると、「アッこれサバゲーっぽい何かだ」って感じでかなり怖くはなかった。
いやもちろん誘導がなしだとかなり辛かったと思うんだけども。
楽しいのは「当たったとみなされると目の前でアクターさんが倒れてくれる」というところ。
なので最初こそびくびくしてなるべくグループの中ほどを取るようにしていたんだけど、割と後ろの方とか、前の方に行っても楽しめました。

あんまりゲームクリアに重きを置いて参加してないので、パスコード分からないのはアー、わかんないな~ぐらいの気持ちでいました。
you are deadと噴射がくるのも楽しいもんだよ。

 

/ジェイソンのブラッド・ダイナー3

私見アトラクションあらすじ:なんでか知らんがバス停に降り立った我々参加者グループは森に入りジェイソンさんのアジトに上がり込みジェイソンさんに狙われる!(そりゃ怒るだろ!)

去年からマイナーチェンジありのジェイソンさんですが、正直去年のほうが怖かったなあ。
もちろん全く初めてで何が来るかわからなかったから、というのもあるんだけど、追加演出が逆に怖くなくさせてしまったところがあって。
演者さんが増えて、ジェイソンさんの家(というかアジトというか)に足を踏み入れた途端、
「ジェイソンさんに襲われて殺されてしまう(というか、連れ去られてしまう)」というような演技が目の前で…!!
ってのが、「次は私たちかも!?」と思うよりも、たった一人をわざわざ選んで目の前でワンアクション魅せてくれてビビるこちらをせせら笑うままほぼアウトオブ眼中かのように背を向けて去っていくジェイソンさんに、
「あくまでジェイソンさんは目当ての人間をやっつけてる中アジトにいきなりあがりこんできた珍客」感がぬぐえなくなってしまったんだ……。
その後いくらビビらされても、ほんとごめん、仕事場っていうか、そういうところに無理やりあがりこんできて、マジで邪魔だと思う、本当に申し訳ない。っていう気持ちになってしまってだな。

でも相も変わらず道筋が凄い好きです。バス停→ジェイソンさんち→森→出ていく、という一連が凄く良い。

 

/貞子~呪われたアトラクション~ ターミネーター 2:3-D

基本的に去年と変わらず。
でもたぶん最後の映像演出が違ってた……と思う(薄目で見たり目を閉じたりしているので定かでないヤツ)。
個人的には'13年度版のほうが怖かったです。
たぶんなんだけど、'13年度版はラスト、USJのバックヤードらしき廊下を貞子パイセンが歩いているのか…? って感じにズーッとカメラが移動していく(のを早回し)してバツっと途切れる、という、もうUSJの「そこ」「ここ」に解き放たれちゃいましたよって感じがしたんだよね。
(貞子コラボ版ターミネーターに関しては'15年度も行われていたため一応伏せておきます)

 

/貞子~呪われたアトラクション~ バックドラフト

去年入れなかったから今年こそというわけで。

バックドラフトはもともと3部屋を移動しながら見ていくタイプのアトラクションです。
最初の2部屋には画面があるし、特に2部屋めはいくらでもこう…出てこれそうな…こう…かげりがあって…………
嫌な予感しかなかったので貞子パイセンはこういう感じだよって言われても怖くて行けなかったんですがまあ勇気を出して。

そしたらさ~~~~~結果的に貞子パイセンは割と楽しめたんだけど本当にもう本当にもう本当にもう1部屋めがダメで!
超常現象研究みたいな、人様の感想ググると「心霊科学研究室」だったのかな? 名称うろ覚えなんですが、そういう設定の「こわいはなし」の裏側に迫ろうみたいな、そういうのに参加しにきた、というような設定で開始。

で、1部屋めでまず「こういう現象が…でもそんなことあるわけがなく…」という感じになるんですが、
人形ネタなんだよね…! そ、それはだめ~だめなんだ~。しかも本物飾ってあるぅ…
いやまあ、アトラクション自体が「作られたもの」だというのは解ってるんですが、そもそも「そういうものとみなす」という行為がこの対象物と取り合わさる、ということが私は苦手なのです。も~~やめようよ~~! まあ鉄板ネタなんだけどね。
部屋入って設定が喋られてから「じゃあこのネタの話行きます」って感じで映像が始まった瞬間目を閉じたし耳もふさいだ。認知しないようにするしかなかった。
またさー、人形さん自体はすげーかわいい美人さんなんだこれが…。ふつうに愛でてあげようよ~。

で、2部屋めは1部屋めがかなりキツかったため、これ以上の苦手ネタはないだろうという安堵とともに何がきちゃうんだろうイヤなのきたらどうしようのないまぜ。
でしたがここは割と、見ていられてかなりほっとした…ただ本当隠れられる箇所が多すぎてビクビクしっぱなしだった……
結局これといっては出てこないんです。くだんの「呪われたビデオテープという存在があるが…」って話になるんだけど、タワーオブテラーのハイタワーさんみたいなことになって…という感じ。

3部屋め、まあ、メインイベント会場といって過言でない。
ここは本当素直に楽しかったしびっくりした! もともと体験済みの友人から「どこにいても出てくるよ」みたいなことは言われてたんですけど。
まあ、あるわけですな。井戸が。ぽつんて。通常版だと最初の炎が出てくるあたりの真ん中の空間に。多少の異様さに笑えるような逆に不気味なような。
最初のおどろかしは本当どこからかわからなくてかなりビビったんですけど、全3列すべてにグリするぜ! とばかりに駆け巡る貞子パイセン(時間内にきっちりステージ側に戻る)に関しては半ば感動さえしたし足元危ないこともあるだろうに大丈夫かなって心配にもなった。
いや怖いには怖い、触れたくない存在のはずなんだけど、体験済みさんから聞いてた通りこれはもはや貞子パイセンとのグリーティングだ……って感じで、
怖い半分、歓声半分でキャーキャー言ってました。楽しかった。

 

/呪怨~呪われたアトラクション~ ジュラシック・パーク・ザ・ライド

これものっすっごい身構えてたんだけど、体験済みさんから「呪われて休止してしまったアトラクションの中を進む」って話を聞き及んでそれは……ちょっとたまらんな……というわけで行きました……アトラクションのそういうの、ちょっと、ドキドキするアトラク厨。
まあしかし案の定薄目も目を閉じるのもやった。ので定かでない。

「ようこそ、ジュラシック・ワールドへ!」まではいつも通り、そこから子守唄?っぽい鼻歌にジャックされてしまう……
呪怨は見てないしどんな話かも分かってないのだけどまあ不穏に作られた曲は不穏に耳に響くよね!
ただまあ知らないだけあって、「あっこれはあの○○ってことだ」とか思わなかった、連想するシーンがなかったため、かなり怖さは軽減されたんだけど。

そして不穏に動かなくなった恐竜! これこれこれこれ~~!!!! ライティングもなし!
あくまで「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」という「アトラクション」が「呪われておかしくなってしまった」。
ターミネーターはアトラクション内の「綾小路麗華のプレゼンに参加する」という設定を活かしてましたし、バックドラフトはほぼ中身総入れ替えのようなものです。
それに比べて、ここはあくまでUSJのアトラクション(作り物)が呪われて動かなくなってしまったというテイ。
こっこれ~~~~! たぎる~~~~!! 本当最高でした。でも怖いんだけどな!!!!

明らかに洞窟のとこはなんかあるだろ…って思ったので見れませんでした 同行者が言うには「手首が落ちてた」そうで。
で、抜けたところで叫び声(はい目を閉じた)。どうも振り向くと遺体(のマネキン)があったようなんですけど。

でも基本的に、ただひたすら子守唄が流れて、静かに、動きはない。
ただ不穏。ただ動きを止めて、おかしなものが増えたアトラクション。
あああ~~~(悦)

いつも「コースを外れました」ってなるところ、その設定上「本来の」コース、直線上の、ボートは曲がってしまうので行くことのできない「先」のところが、
スモークが焚かれていて後ろから光があてられ、首つりをしている(つるされている遺体?)人形が浮かび上がる……
「トラブルが発生しました」という、あくまでパーク内アナウンスらしいものが流れてくる……
イイネイイネイイネ~~~!!!!! めっちゃ怖いけど! 見てられないけど!!

で、このあとは演者さんあり。「逃げて」って女の人に言われたり、様子のおかしい男の人がいたり。
でもそれ以外はまだまだ静か。子守唄もなくなってたんだったかなぁ。上昇して、そこも何も起こらない。画面のあるところにはそれらしい男の子が映像に流れている。
昇りきってからはもう曲がり角があるたびビクビクしていたんだけど、怖いもの自体とか驚かしはなく。設置品で不気味なものはあったと思うんだけど(死体とか)。
で、落ちるぞ、ここで、どうするんだ、って思ったら右のところから、たぶん「おかあさん」が。
後ろの方にのってたことと薄目だったんでハッキリ見えてはないんだけど、なんか首がジャッておかしい方向に動いてるように見えてホギャー! すげー! うおー! ザブーン。

本当めっ……ちゃ面白かった……「なんにも動かない、ライティングもほとんどないアトラクションを進む」っていう怖さを実際体験できたの本当嬉しかった…… 

劇団冷凍うさぎ 「ペチカとエトランジェ」

劇団冷凍うさぎさんの「ペチカとエトランジェ」を見てきました。

http://reitou-usagi.tumblr.com/009

 

以下覚書。

 

◆照明・舞台美術

がとっても良かった。

前回同じ場所で見た「どろどろどるーんぷらすてぃっく」が見る席を選ぶ舞台だったと思ったけど、こちらはもっと大きなところでぽつんと箱庭みたいに繰り出される世界を見たかったように思う舞台だったなぁ。一番後ろで見たら良かったかもしれない。

あ、あと前回座った時に、ここのパイプ椅子は水平でなく膝のほうがナナメ下を向いてってるんだな~座っててしんどいな~っていうのがあって、今回とっても身構えてたんですが、めちゃくちゃふわふわの座り心地良いクッションが敷かれてたので大変快適でした。これ、劇団さんが用意してたのかな。有り難かった。

 ◆演出

暗転ナシ。私はかなり自然に受け取れました。

幾重にもシーンが一つにごちゃっとぶちまけられることが多々ありましたが、「この場所に・このキャラクタが・こうして配置されると」ああ、あの場所のシーンなんだな、というのがしっかり伝わってきて、おおーってなるというぐあい。

あと全員の立ち位置が全てのシーンにおいて凄い絵になるというか、しっかりしていて、本当これちょっと遠くから眺めたかったなぁ…。

 ◆内容

退屈せずに最後まで見たのに、心に残るものは何一つなかった。
ど、どういうことなんだ…。退屈はひとっつもせずに最後まで見たんだよ…本当に…。

話としては「で、だから?」が強い。

役割と個は相互に作用する。役割があるから帰属できるし、どれほどそれに準じ(演じ)たとしても個が死んで横たわるわけでもないはず。
ただ相互に作用する、役割は役割なりのふるまいを個に要求してくる。私たちは役割を選べない、あるいは選べなかったと思いながらただ日常を(やり)過ごしたりもする。そのうち、何に準じたかったかが靄になっていって、帰る場所が分からなくなって、「好きにしたい」ぐらいのはずの願望がねじれたりもする。

というようなことがあるな~ぐらいにぼんやりとは思いましたが、イマイチ心に残るシーンもなかったです。

 ◆雑感

ガスマスクたちが出てくるシーンの多さが結構鬱陶しかったな~という印象。そのおかげで暗転ナシが実現できてる…のかもしれないけど、挟みまくるわりに別にシーン的に何かが積み重なってるようにも思えなかった。ひたすら「意味ありげ」なだけになってしまっている感じ。最初と最後で十分では?
せめて半ばに出てくる場合は全て少女(口元だけ覆うタイプのガスマスクの子)だけで良いのでは。

じいさんが舞台の幕開け幕引きどちらも飾ってますがこれも特にお話上としては余韻を持ちませんでした。
後の演出家さんによる解説で「少女が想像した、というようにしたかった」というようなことを聞きましたが、であれば少女で終わらせるぐらいでも良かったように思う。

記者の人の家庭設定はなんかイマイチピンとこないというか、特に電話の「あなた…」というくだりが、なんだかそれ必要だったのかな…というか。
いや、あれによって余計に「途切れてしまった」感を記者は抱いたのかもしれないけど、なんだか凄くないがしろにしているようにしか見えなかったのは残念だった。
そのわりに最後までコートを着ているし。寒い地方の話とはいえ、「妻からもらったもの」(おそらくは彼の帰りたい「温かい故郷」の象徴)を脱がないまま、物語終盤の行動まで行っちゃうのはなんだかフーン…?って感じでした。しがらみは増えるものですが。

暖炉と異邦人。

「さむい」と言った女に気が付いたら面倒を見られていた記者は、けど彼女の家を訪ね(られ)ませんでした。
「さむい」と言うことのなかった姦しいトリオは二人寄り添いながら「さむい」とこぼしました。
「さむい」と言わない女の家は今はない実家の中にあるようでした。
「さむい」と思う暇もない少年は嘘じゃないはずの持病の母の存在がそらぞらしくなっていく。
エトセトラ、エトセトラ、酒場はいつも盛りです。今日も宴があるものだから。

つらつらと私の思い出したイメージなどを列挙します。
余談がたくさん。

/童謡ペチカ

"雪の降る日は、楽しいペチカ"、"ペチカ燃えろよ、だれだか来ます"。
「にほんごであそぼ」内でやってた「ペチカ」の映像が凄い好きで。ミニチュアハウスの、あたたかな室内の様子と、それを取り巻く雪の積もった寒い景色をぐるりとカメラが舐めていくようなやつです。
すごいあたたかな風景であると同時にものすごく寂しいような、映像の中に人物は映りません。その中にはどうしても入れないような、でも入ってることもあってそういう日や時間を私は知っているなあと思わせられるというか、まあちょっと移入しすぎなんですが…。
というイメージが私の中にあることもあり、「ペチカ」と聞いて・今回のお芝居を見ていて、やたらぐるぐるとこの歌詞が頭を回っていました。

/かのイーグルスのかの「ホテルカリフォルニア」

この歌詞もの凄く利便が良いというか、色んなことを内包してくれがちなので安易に何にでも私は頼り過ぎだな。
参考まで:MAGICTRAIN Music Blog「ホテルカリフォルニア(歌詞和訳と意味)イーグルス:Eagles – Hotel California

/「《不思議の国のアリス》の帽子屋のお茶の会」

私の心に残る舞台の一つ。理不尽が理不尽で五里霧中で何かがつかめたと思ったら霧散する異邦人の出てくる話として思い出すものがありました。
劇団円さんのこどもステージでやられているやつが最高だったんだよなあ…。

 

◆役者さん・役柄

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【シノビガミ】 比翼の蝶

 友人のオリジナルシナリオのテストプレイでした。

 

かるーくだけどんなシナリオか触ると…

リミット:1サイクル
タイプ:対立型
"双子のうち、一人は表の顔を持ち、一人は閉じ込められて生きてきた。
 一対は儀式によって一人となるさだめがある。そしてその日は来た。"

GM:白蓮さん/いくらでも百合ドロドロしていいですよ、というような力強い言葉を頂いた記憶があります

PC1:夜香/ハッカ
双子の妹。姉様が大好き。ねえさまの暮らしが快適であれば良い。表の顔は宗教家。

PC2:鈴蘭/壱さん
双子の姉。姉さまが大好き。ふわふわとしており、いつも夜香の帰りを出迎えている。

 

というわけでお互いを「ねえさま」と呼び合う双子姉妹、百合っ百合するぜえー!っつって始めました。
ちなみに私たちの前にもテストプレイされた方がいらっしゃるそうですが、そちらは兄弟だったそう。

PC1,2は同流派であれば良しで指定はなく、相談の結果、比良坂の常夜にあいなりました。
常夜の双子(女)…、もう湿っぽさしか存在しない…(錯覚)。

もうすごい、終始、ずっと、いちゃいちゃしていた。

お互いの秘密がめくれても構わずいちゃいちゃしていた。

その記憶しかないぐらいいちゃいちゃしていた。

相手さんの病んでそうなただほわほわしてるだけのような微妙な感じの「ねえさま」が本当に雰囲気あってかわいかったです。
鈴虫の鳴きまねで「りぃー…りぃー…」と言うのが凄い閉ざされた感あってよかったので、すかさず習って追従して鳴いたりしました。
サイクルのシメも結局そういう感じで終わったんだよね。

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【シノビガミ】 雪時雨

今思い出しても最も悔しさの残る卓です。
もうやることなすこと全くミスチョイスとしか言いようがなくて…

GM:壱さん/うまくハマるとこにハマれないPC(PL)たちを前にあちこちNPCで立ち回ってくれました

PC1:鷹三屋ろくろ(たかみや・ー)/ハッカ
無骨な女軍人っぽい感じの、かつ薄汚い感じのがやりたくて、そういう女のイメージです。

PC2:東海林行彌(しようじ・ゆくじ)/黒田
粋な感じで軽いにーちゃんのようで、単なるひたすらの戦闘狂だった…。

 

前回同じメンツで「去りにし日々~」をやって、PC1を担当したPLが頭を抱えてうんうん唸っていたので、今度は私がそんなメに遭ってみよう!というわけ……ではなかったかもしれないけど、私の心持としてはそんな感じでPC1を引き受けた記憶があります。

私のミスの一番大きなものは「NPCの秘密を決して開けない」ような信条を持つキャラメイクをしてしまったこと。
シノビガミでやっていいことじゃなかったというか、そういうキャラだからというロールプレイをするにしても、実際どうするのかっていうのと、折り合いつけてやるべきだったなあ、と。それこそ本人自ら抜いたかどうかはロールでうまくボヤかせる範囲だったと思うし。

しかも組み方がまだまだ甘かった(今も甘い)のと、特技の取り方が相手と突き合わせると圧倒的に不利で、もうどうやってもこれはまず勝てない…って状況になってしまったんだよなぁ。
おかげさまで出る→戦い吹っ掛ける→おめおめ負け帰る みたいなことになってしまって…。

シナリオが想定してるだろうところにまず行きつくのに凄い時間をかけて、しかも「あえて開けない」のだとしても、展開(ロール)としてもそう目新しくなっていくでもなく、本当にGMにはお気遣いとお手間をかけた卓だったんじゃないでしょうか…。

とはいえキャラクタを貫き通したという意味においては凄く楽しませてもらったし、PBCなのだとしたら面白かったんですけど…相手さんも楽しんでくださってましたし。
しかして反省の多い卓なのでした。

 

以下、秘密も交えて。

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「猟銃」

「猟銃」を見てきましたのでメモ。

http://www.parco-play.com/web/play/ryoju/

 

◆お話

作家が一人の猟をしている男の姿を描いた詩を投稿した。反応はなかったが、ずいぶんたってから、それは私のことのように思うという手紙が来る。
誰しも、自分も多分に漏れず人に自分のことを知ってほしいと思うものだった、自分に宛てて送られた三通の手紙を読んでほしい、という。
三通の手紙はいずれも別離の手紙だった。姪の薔子、妻のみどり、そして従姉妹の彩子。

を、特設サイト見てもらうと写真があってわかるんですが、奥にその猟をしていた男がいて、手紙文面が映し出された幕があって、一番手前の舞台に中谷美紀さんがいて三人の女の手紙を演じて読み上げるという感じの舞台でした。

お話は面白かったです、特段「そ、そうなるのか!」みたいな展開があるでもなく、ただ本人たちの諦念と熱がよく伝わってくる。

◆舞台美術など

舞台美術と照明がすんごかったです スッゲ~~~~

足首まで浸る水場→砂利→板間
あれ水場の下が砂利になっててそれを押し上げてって感じかなあ。
板間はパタパタ一枚ずつ回転して砂利を落としながら出てくる様子が見れます。

蓮?の葉っぱ?みたいな感じの水場のときの照明もキレイでしたが、砂利のときの金箔が一面に花びらみたいに落ちてるようなのも美しく、板間のときのピンスポの当て方も本当にきれいだった。
小物もいつどう「見せないように」「見せるように」置いたりのけたりしてるのか自然でアハ体験みたいだった。

◆ちょっと残念だったこと

音響は最初のナレーションどうにかなりませんかって感じ。
作家目線の「詩の朗読~詩を書いてから手紙を受け取った手紙の内容」まではナレーションなんだけど、ボワボワして何言ってんだか特に詩とか全然頭に入ってこなかった。
ひたすらべらべらべらべらべらべら喋りたくる(何せ基本的に手紙の読み上げ)舞台なので序盤聞き取りづらいと本当に入り込みづらいし、前提条件が全然入ってこないよ。
もしボワボワさせるのが演出なんだとしたら舞台に入り込むのを阻害していました、だし、はっきり聞かせる気があったんだったら音響がなってません。

 ◆すごー!!ってなったこと

で、何がすごみがあったかってロドリーグ・プロトーさんです。猟をしていた男の役の人。
フィジカルアクターだったんですね、納得。ゆっくりした動きで、それこそアハ体験みたいに、いつのまにか態勢が変わっていて、ひきつけられました。
ものすごい存在感…すごいよかった…。静寂なのに、あの豊かさ。
手前で演技をしている中谷美紀さんを食うこともなくでも確かな存在感でその場にあって支えていて見るたびハッとしました。
なんだろう、手紙を書いてるさなかに書いてる人が頭に思い浮かべている情景が、挿絵となってそこにあるよう。

 ◆雑感

中谷美紀さんの演技は三者三様になっていくさまが見ごたえありました。顔がころころとかわって印象も全然違って見えました。
身体表現がどれも大変にうつくしかったです。照明ががっちり噛み合って絵になっていた。
そこにあるべくしてある、というかのようで、ある意味アニメ見てるみたいな心地でした。
おそらく手紙を書いている女のほうが主体にあるんですけど、主体客体ごっちゃにアリスの夢か赤の王の夢かみたいな感じで、手紙を読んでいる男の脳内でそうやって女が暴れまわって(あるいは佇んで)いるようにも見えて、やっぱり凄い舞台美術と身体表現だったな…。

ただちょっと噛み過ぎ。とはいえ彼女がひたっっっすら喋り倒す舞台なので大変なこととは思いますが…。別にそこからグズグズになることもなく、持ち直したり、それが演技の一環のように拾ってくところはさすがでした。それでもやっぱりいいところで噛んじゃったなあって感じも持ってしまい。

序盤、「エッこれいつまで続くの?」って思ってしまったことも否めません。ちょっと単調に聞こえてしまった。そんなに強弱があってもおかしい手紙ではあるし、それなりの強弱はすでについていたんですが…。入り込めなかったからかなー、ただそれは序盤ボワボワして聞き取りづらいナレーションのせいも多分にありそう。
私の後ろの人は一通目からすすり泣いていらっしゃったので、単純に私の入り込む力が足りなかったのかもなあ。

二通目に読み上げられる妻からの手紙が一番、ああこの文章をこう読む(演技する)んだなーという感じではありましたが、ちょっとアバズレ感が強すぎるきらいもあり。そういうふうにしようと思ってしてるとも思いませんでしたが、なんかこう。このへんは好みもありましょうが。
他二人は「まあそうですね」っていう、しっくりくるけど、文章で読んで思った通りが目の前にある、という感じで、って原作未読が言うことじゃないんですが。なんというのか、思った通りがあるって凄いことだと思うんですけど、私はちょっと「文章で読んで味わいたいな」ってせっかくやってるのに思ってしまいました。

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