ムーミンパレーパークに行きたい。
テーマパークに興味ある人と過ごすといつも囁き合うかのようにそんな話題が出ていた。
SNSで呟くと「良いとこだよ」「これくらいの時間でも遊べるよ」など数多楽しんでいる人からの情報が寄せられる。
い、いきたい! ムーミンパレーバークに行きたい!
誘い合わせても行きたいけどなんか突発的に行けそうだ⋯行くしかない!!
行ってみたら思ったよりめちゃくちゃ近かった。
まあ行ってみたい場所というものは行ってみるまでが一番長いもの、 一度行ってさえみれば腰が重くなることなく行きやすくなるもの。
途中からかなりメモ書きですが…! もうこのまま出しちゃいます!
(ずーっと下書きにあった)
アクセス
東京駅から移動すると考えて、まず池袋に出ます。
西武線で飯能まで出て、そこからはパス。
(線東飯能からもバスはあるんですが本数の多さから西武線のほうが楽ちんかなと)
この飯能まで出る、これが一番の大きな壁だと思うんですよ。
土休日でなんとなーく時剣表を眺めると、おおむね、
・有料特急(特急料金500円)で38分(一時間1〜2本)
・急行で51分(一時間2〜3本)
・準急で58分(一時間2木)
くらいあるのでいつ池袋についても一時間もあれば飯能につけるんじゃないでしょうか。
私も時刻表全く見ずに出てきたんですが、ちょうど有料特急が出るところだったので滑り込みました。
全席指定のため、すいていたからできたことではあるんですが。
この有料特急がね⋯良かった。
黄色を主体としたカラーリング、そもそも色が好みというのもありますが、特筆すべきは窓の大きさでしょう。
で⋯っかい! 景色がすっごい!
頭のてっぺんから座っている足先まである体感なので、目に景色が飛び込んでくるし楽しい。
テーブルも二種ついていてこまごまとできるし。
トイレもあるし。
ただし新幹線のように自動販売機は内部にないため、飲食は準備しておく必要があります。
バス停からパークまで
まず駐車場にある自動販売機が駅前にあるようなものと変わりない値段設定でびっくりした。 良心的すぎでは?
駐車場からはそこそこ急な下り坂がまずどーん! とあります。
元から湖沿いに作られている施設に、追加ドッキングしたような形でムーミンバレーパークはあります。
そのため、パーク自体は奥まったところにありますが、そこまでの道のりも散歩コースとして気持ちが良く歩けるし、レストランもカフェも土産物屋も体験施設もあるぞ。
雨のときは…雨を楽しもう。
メッツァ
湖畔とそれを囲むような字型の道々が敷地となります。
ムーミンパレーパークはこのメッツァの一部有料エリア扱い。
ムーミンバレーパーク
施設
入ってすぐにレストランと土産物屋、総合案内所があり、
トリビアクエスト(クイズラリー)はこの場所でのみ受付。
外の施設(本館、屋外ステージ、アトラクション、土産物屋)はまっすぐ歩いた突き当りのあたりにあり、すべて近い場所にある。
子どもを主体としたアスレチックのエリアが別途ある。ここのみ湖から少し離れる(湖に平行するが、坂道を上がる)。
また、離れた場所に別料金のジップロープのアトラクションがある(訪れたときは新型コロナのため運休)。
レットゥララウンジ・はじまりの店
入園してすぐのレストランと土産物屋には立ち寄ってないのでわからない。
一度奥へ行ってしまうとここまで戻ってくることは少しおっくうになるので、 トリビアクエスト(クイズラリー)をやるなら最初から決めて購入しておいたほうがよさそう。
KOKEMUS
このパークの施設において本館だなって感じ。
展示場のほか、大きな土産物屋、レストラン、図書室がある。
展示場には常設のほか、企画展示もある。
常設展示は作者の背景や文化の紹介のほかに、体感展示をうたう「没入型」を意識した展示が多い。
空間が凝っており、ウォークスルー型のアトラクションと感じられた(絵本の中に飛び込んだような心地になる)。
また、いわゆる映え写真を撮ることを意識した展示物も随所にある。
企画展示は、私が見たときは一つの軸を作り、その軸に関係する物語の該当箇所を抽出して展示する形だった。
列挙されているものをさっと眺めるだけでも面白かった。
展示はかなりナメてかかっていたのでずっとすごい!すごい!と言っていた。
ムーミン谷の食堂(KOKEMUS内レストラン)
私が行った時のラインナップはごはん系パンケーキ、お菓子系パンケーキ、野菜中心… というような取り揃えで「北欧」というワードから人々が期待するようなメニューをうまく押さえているのではと思った。
ムーミンのおうちのケースに入った子ども用メニューがほぼ大人のメニューと変わりない値段で、
内容はスープ、おかず一品、サラダ、パン。
ケース付きでこれとなると、安く感じた。
子ども向けメニューに年齢制限はなく、大人でも頼むことができる。
小食な方や、ケースが欲しいであろう方が頼んでいる姿を見た。
ただしすでに容器に詰めたものをケースに入れて並べてあり、それを各自取っていく形なので、大人のメニューに比べると中身はかなり冷めていた。
現在(2023.03)はHP見る限りメニューは変更されており、子ども向けもお土産になるプレート付きメニューとなっているみたい。
ライブラリーカフェ(KOKEMUS内2階)
時間がいっぱいいっぱいで行けなかった。
ムーミン谷の売店(KOKEMUS内1階)
本館内にある、たぶんメインの土産物屋さん。
なんかやたらセールになっていてハラハラドキドキした。
そういえばムーミンカフェとショップは日本撤退だそうですね。悲しい。
KOKEMUS内体験施設
ムーミン谷の売店(土産物屋)の奥で有料の手作りワークショップをしている。
期間によって開催内容は違う。
ぬいぐるみの綿入れプログラムがあったので参加してみた。
どのあたりから詰めて、どのあたりをみっちりと、どのあたりをふんわり入れると形よくなるか教わりながら詰めていく。
配布物の綿を何割ぐらい入れたらどの程度の柔らかさ・硬さになるか、 見本を触ったうえで自分で渡された綿のなかで自由に入れる量を決められる。
参加者は小学生くらいから大人まで様々だった。
けっこう時間はかつかつだった。
テイクアウトフード
スタンド式の軽食売り場。 利用していない。
リトルミイの店・郵便
土産物屋。
いずれも狭いつくりのため、大人数が押しかけられる感じではない。
スタンプとはがきに特化した土産物屋「郵便」は雰囲気も良く見ていて楽しかった。
エンマの劇場
屋外ステージ。
列形成後、少人数をエリアに入れて、場所を決め次第次の人がまたエリアに入れてもらえる…というような形式だった。
もしかしたらひとグループずつだったかも。
新型コロナのため短いステージだった…のだと思う。
最初にMCの方が案内と土産物屋の商品紹介を行い、ムーミンが合流し、姿を現さないスナフキンをみんなで呼び、ステージが開始するとよりたくさんのキャラクターが出てくる。
ステージではキャラクターの紹介と音楽に合わせたダンスをする。客の参加あり。
登場キャラクターは回によって変化あり。
ムーミンと何人かは固定なのだと思う(ムーミンだけだろうか)。
「だけ」といえば「だけ」だが、ステージにひろがったキャラクターがめいっぱいキャラクターを表現しており、音楽もダンスも楽しく、時間的にできなかったのだが、同じプログラムでもぜひもう一度見たいと思った。
アトラクション
ムーミン屋敷
ムーミンの家を探検できる。
地下のみ待ち列として使用し、それ以降のエリアは一定の人数がきたらグループで案内して、階ごとに一定の時間を設けている。
どこを見るかは自由。
コロナ禍だからなのかもしれないけど、階段があまりに狭いために元からそういう運用なのかも。
「最も待ち時間が生まれやすいから、今のうちにどうぞ」と案内されたのだが、そうなるだろうなと納得。
作りこまれたおうちは見ていて楽しい。
リトルミイのプレイスポット
ミイがどうやってムーミン家にやってきたのかを紹介する。
基本的に映像を見る。
最初に客の中からランダムに三名ほど写真が抽出され(スターツアーズみたいな感じ)、物語の箇所箇所に登場し、ちょっとしたちぐはぐさなどに笑いを誘ったり、ほっこりしたりするようにできている。
選ばれるのはたぶん大人が多いんじゃないかなと思った。
海のオーケストラ号
こちらも基本的に映像を見る。
ムーミンパパの若かりし頃の冒険譚をムーミンたちが聞くという始まり方をする。
映像はメインスクリーンのほかに床にも照射される。
また、座席の上部壁にも窓っぽくなった映像がある。
四角形の小さな体育館みたいな場所で、メインスクリーンに対し垂直に階段状の座席が並ぶ。
両側平行。 上部に冒険に使用した飛行機がつるされており、物語に合わせて床に近づいたりする。
けっこう没入感が高く、面白かった。
ヘムレンさんの遊園地
アスレチック施設。
身長と体重に制限のあるものあり。
ほぼ見ただけ。
トイレが設置されているが、3つ程度のような記憶。
さほど大きくないので、人でいっぱいだとちょっと焦りそうだなと感じた。
飛行おにのジップラインアドベンチャー
新型コロナのため休止。
他
道なりにムーミンの物語に出てきたワンシーンを様々な形で再現しており、楽しい気持ちにさせてくれる。
ベンチがぽつぽつと置いてあり、日和が良ければ座ってのんびりしたくなった。
全体
全体的に満足度が高い。
さらっとしか書けなかったが、道なりにあるちょっとした作品に沿った展示物が楽しい。
ベンチもあり、のんびりしたくなる場所だった。
ただ、そのような施設なのでフルで楽しいのは気候の良い短い間なのだろうなと感じた。