2023年03月の記事

手帳の話・3

こんなにアツく超整理手帳について語っていたのに、今年は途中から浮気をしてしまっていた。

そうなるかな〜〜〜〜〜〜という予感はひしひししていた…
なぜならこの道はすでに通った道。
 超整理手帳にハマる
  →その長さ大きさに持ち運びにくさを感じる
    →コンパクトさを求めてブロックタイプにする
      →合わなくてスケジュール管理を放棄する
というこのルート、歩むのはおそらく三回目。
もしかしたら四回目の可能性もある。四回目かも。

 

今回の浮気先はQUO VADIS
学生時代からなんとなく心惹かれて使ってみたいと何度となく思っていたものの、
レイアウト的に自分が使いそうにもないと自重していた憧れの手帳。
夏頃の手帳のセールで試してみるか…と誘惑に流されて手に入れた。
しかも二種類。
ブロックタイプの薄いマンスリー手帳(Visoplan)と
バーチカルタイプの正方形に近いウィークリー手帳(Executive)。

半年以上使ってみて、とりあえず来年も使ってみようとなっている。

 

ブロックタイプが苦手ということは常々よくこぼしていることなのだけど、
QUO VADISのは割といける…いけてるぞ!

何が違うかというと、「週の途中でページをまたがない」こと。

左右開きのものだと、一週間の途中でページをまたぐため、
枠が区切られてノドに余白を残すようにされていることが多い。
QUO VADISは上下開きなので、ページをまたぐことがなく、
よって一日と一日の枠の間に余白を持つこともない。
これがなんか…よかった!
なぜとかはない。なんか頭に入りやすかった。
あの余白がすごく苦手の一要因なのだとわかった。

 

正方形に近いバーチカルタイプのウィークリー手帳は、
ただ昔から持ってみたかった手帳だったからというものなのだけど、存外よく使えている。

バーチカルのほうはバーチカルとして使えた試しがないので、もうただのノートの罫線として扱っている。
一日の中で忘れてはいけない予定をまず書き出し、後ろに思いついたその日のTodoなんかをメモをリストにしている。

一週間ごとのノート部分には一日ずつ一行二行の日記を書くようにしている。
内容は「どこへいった」とかいうよりも(それはバーチカルの部分に書くようにしているので)
自分の気分がどうだったか、何が気がかりだったかなどをメモっている。

今見返すとそれなりに飾り立てて書いてる面もあるものの、気分の乱気流を振り返って眺められる。

 

というわけで来年も浮気のままいってしまいそう。
超整理手帳まだいてくれとねがったばかりだというのになあ…

THE FIRST SLAM DUNKほか7作

短く感想をメモっておきます。

THE FIRST SLAM DUNK

宮城リョータは兄を追うようにバスケにのめりこみ、沖縄から神奈川に移ったあともなお打ち込み、とうとう高校バスケ界で有名な山王高校にインターハイで挑むことになった。

はー面白かった、母親の息苦しさと家の空気の仕上がりすごかったな…試合めちゃくちゃおもしろかったな……花道はジャンプ漫画の主人公だったな……。
再構成の結果、漫画で存分に描かれた三井のエピソードが大きく省かれ、しかし宮城に影響があるので結構な分量があり、宮城にとってどういう意味が…はよく伝わる代わりに三井自身はよくわからない男に仕上がっているところには爆笑しました。ランニングする監督を見つめるシーンは特に、その後の展開の説明のために入れたシーンなんだと思うんだけど、宮城の視点から急にはがれるから変なシーンだったよ。

アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY

星宮いちご世代の卒業と卒業後の歩み。

ゴールテープだった。ボーナスって感じ。映画でここは描こうって選ばれるメンツはここになるんだな〜と思いながら見ていた。

SHE SAID/その名を暴け

トランプによる性加害についての記事を書いたミーガンは、ワインスタインについての性加害について記事にしようとしているジョディと組むことになる。

もっと記者二人にべったり寄った話かと思ってたんだけど、探偵モノみたいな映画だった。

金の国 水の国

昔から仲が悪い隣り合う2国は互いに困窮していた。昔のしきたりの和平のあかしに互いに人を贈るという話に巻き込まれた金の国王女サーラと水の国図書館長の息子で技術者ナランバヤルの二人は交流していくうちに国交を開くべく動くこととなる。

必要なエピソードをまとめて繋いだら味気がなくなったみたいな映画だった。

イニシェリン島の精霊

本国から内戦が続く音が聞こえる離島では変わりない日常があった。ある日いつもどおりに友人をパブに誘ったところ、拒絶され、絶縁を言い渡される。

変な映画だった。会話を成立させるすべての二人間のすべてのやりとりにおいて各人の志向が噛み合わない。感情だけがぶちまけられ、重ね合わされることもある。どうすんだこれって思ってたらちゃんと着地して、あれえ…へええ…となった。

グッドバイ、バッドマガジンズ

詩織は志望していた雑誌編集部に就職するが、所属は男性向け成人雑誌だった。売上が厳しくなっていくなか、編集部はそれでも発刊を続けていくが。

こっちはもっとドキュメンタリというか、SHE SAIDみたいな感じかと思ってたんだよな。こっちのほうが主人公にカメラがべったりついていたし主人公に基づいてお話が作られていた。もう序盤も序盤で主人公と先輩の間の空気感をねっとり撮ってたんだからラストアレは来なきゃ嘘だろ! ぱさついた現実に対して、それでも抱いた「なんでだ?」があって…という作り、なるほどなあ…となった。

アラビアン・ナイト 三千年の願い

物語(ナラトジー)の専門家アリシアは、講演で訪れたイスタンブールで手に入れた瓶から現れた魔人と出会う。「3つの願いを」という魔人に対し、アリシアは「願いはないし、願っても最後は教訓で終わる」と諭すが。

変な映画だった。wishとdesireとlongingの話をたぶんしていた。もっと互いに「こういう話があるじゃん」ってしあうのかと思ったら、ひたすら魔人が語っていた。互いに…というのなら、入れ子になっていると見ればそうも言えるかなっていう。「うみねこのなく頃に」のあじわいもあるかな〜と思ったらそこはがっつり味わえました。彼女に寄り添ったものがなんだったのか、物語っていけるようになったのよ。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

エヴリンはアメリカでコインランドリーを経営する中国移民。ゲイの娘、頼りにならない夫、都合よく頼ってくる父親、生活をまわすのに精一杯のエヴリンだが、国税局での指導を受けている際にマルチバースの戦いに巻き込まれる。

ハマらなかった。退屈だった。その話するのにそれやらなきゃだめ?いやサービスだよな…こういう話するのにこういう味付けで見てみるのどう?!だよな…私が野暮だな…。

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