2014年12月の記事

劇場版アイカツ!

す んご かった…んです…すごかった…アイカツ映画……。
放心しました。すごい。すごかった。
そんなはっきりとどんなことがおこっているかという内容に触れてないので追記にしまわずベタ書きします。

見る前の予告などからの私の期待は二年間の要素をつぎはぎたっぷりいれたお祭り映画かなと思ってたんです。
そんなに主軸のお話がきっちりあるとは思ってなかった。

違ったんですよ。
違った。

星宮いちごの物語はここで完結を見るように作られていた。
感動しかねーよ!感動しかねーよ!

お祭り要素もばんばんとりいれて、今まで画面を華やがせてくれていたキャラクタがみんないいとこたくさんとりいれて輝いていてそれでいて主軸の話が。がつんて。がつん!
その主軸の話のこういう視点だよ、がゲストキャラのおとなによって提示されるんだよもう…もう…もう…………

一年目、星宮いちごがこれまで興味のなかったアイドルへ突如飛びこんでみて頭角をめきめきだし目指す場所と自分の実力を思い知り、
二年目、自らを高めるのはライバルであると見定めて二人になってようやく目指す人を超え、
(二年目はライバルがうまく作用しているとは思えないので、というよりもトップアイドル美月がパートナーを得てブリザーブドフラワーから生花になるまでという感じでしたが)
映画において、星宮いちごは本当に「大スター宮」になる、なりきるまでのお話でした。

アイカツ!三年目は星宮いちごからバトンタッチされ、大空あかりが主人公となっています。
神崎美月にあこがれた星宮いちごはトップアイドルとなり、星宮いちごにあこがれた大空あかりが今、テレビシリーズにおいてアイカツをひたはしっている。

トップアイドルをはる、ということ。
追ってくるものがいる、ということ。

終盤の会話は、魔女と、王子様と、お姫様のものがたりのひとつの完結を見る想いがしました。
私にとってはトップをねらえ!よりも、少女革命ウテナでした。アナと雪の女王でした。
革命されてた! ちょう革命おこってたよ!
「善人だけのコメディ」から発されたアイドル物語は、完全に世界を革命する力を手にしていました。
男の人の存在を完全に排するわけでも、大人の存在を消すわけでも、あるいはそのどちらかが物語に絡んで対比させられることさえなく、魔女と王子様とお姫様がひとつなぎになって少女は革命する力を得ていた。
と思いました。

いやーお祭り映画としても二年間のエッセンス総詰まりだし物語としても最高潮に素晴らしかったですありがとうございました一月にはまた別のカード配布もありますしまた見に行きます。
行くよ。

検索

Feed