【シノビガミ】 雪時雨

  • 2016/05/26 18:30
  • TRPG

今思い出しても最も悔しさの残る卓です。
もうやることなすこと全くミスチョイスとしか言いようがなくて…

GM:壱さん/うまくハマるとこにハマれないPC(PL)たちを前にあちこちNPCで立ち回ってくれました

PC1:鷹三屋ろくろ(たかみや・ー)/ハッカ
無骨な女軍人っぽい感じの、かつ薄汚い感じのがやりたくて、そういう女のイメージです。

PC2:東海林行彌(しようじ・ゆくじ)/黒田
粋な感じで軽いにーちゃんのようで、単なるひたすらの戦闘狂だった…。

 

前回同じメンツで「去りにし日々~」をやって、PC1を担当したPLが頭を抱えてうんうん唸っていたので、今度は私がそんなメに遭ってみよう!というわけ……ではなかったかもしれないけど、私の心持としてはそんな感じでPC1を引き受けた記憶があります。

私のミスの一番大きなものは「NPCの秘密を決して開けない」ような信条を持つキャラメイクをしてしまったこと。
シノビガミでやっていいことじゃなかったというか、そういうキャラだからというロールプレイをするにしても、実際どうするのかっていうのと、折り合いつけてやるべきだったなあ、と。それこそ本人自ら抜いたかどうかはロールでうまくボヤかせる範囲だったと思うし。

しかも組み方がまだまだ甘かった(今も甘い)のと、特技の取り方が相手と突き合わせると圧倒的に不利で、もうどうやってもこれはまず勝てない…って状況になってしまったんだよなぁ。
おかげさまで出る→戦い吹っ掛ける→おめおめ負け帰る みたいなことになってしまって…。

シナリオが想定してるだろうところにまず行きつくのに凄い時間をかけて、しかも「あえて開けない」のだとしても、展開(ロール)としてもそう目新しくなっていくでもなく、本当にGMにはお気遣いとお手間をかけた卓だったんじゃないでしょうか…。

とはいえキャラクタを貫き通したという意味においては凄く楽しませてもらったし、PBCなのだとしたら面白かったんですけど…相手さんも楽しんでくださってましたし。
しかして反省の多い卓なのでした。

 

以下、秘密も交えて。

いや~~~~戦闘負ける負ける! 一方的なボコ! せめてNPCの秘密をめくって展開を積み重ねていたら勝機もあったろうに…。

どうしても自分から秘密をめくるという行為に踏み切れなくて。いや、もう上にも書いてるけど、たとえ秘密を抜く判定をしたとしても、うまく自分からっぽくしないロールのしようはあったろうと思うんですが。
なんていうか、「起こったことがすべて」と思うようになった…というキャラにしたのです。「期待をしない。どんな事情がもしあったとしても、それを言わないのなら、それまでのこと」。もう二度とあんなに温かい日々はないと思っていて、嫌いという気持ちが絶対消えないだろうと思うぐらい揺らがない(大好きな)存在で、もう何もかもは済んだことなので、もう触れない、というか。

PC1の通常秘密、PC2のペルソナ、結局この二つしか秘密はあかなかったはず…。
それも(おそらく見かねた)GMがNPCの手でこれならまあやりそう、ということであけてくれたんだよな…。
たださすが戦闘狂、過去に拘泥しない。いや、戦闘狂である動機というか、そういうものが濃くなるだけだったよね…。
サイコーに戦闘!戦闘!してて輝いてたからね行彌くん……実際データとしては歯ごたえがない奴を最後まで期待して構ってくれるとことか胸を打たれたよね(?)。

そんなわけで、シナリオの仕掛けにたどり着く前に終わった、という感じです。
誰一人思いは発露せず、募らせた何かは山の陰りに、つまらない戦場が荒地になりました。
けれど確かに交錯していたはずの足跡も今は雪の中。

まあ、そういうこともあっていいじゃないですか。きっかけがあったはずなのに、なにも起こらないのもなかなかに切なくて、楽しかったのは確かでした。

「アタシは、小夜をいただくまでよ」
「この世にあいはない。はらいそにのみある」
「はらいその存在を確たるものにするほど、いんへるのがなかった」

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