知ったか映画研究家スペシャル
- 2018/05/07
- ボードゲーム・カードゲーム
ボードゲーム・カードゲームのたぐいはどんなメンツでどんなふうにどんな状況のなかやるか、というのに左右されると感じています。
たとえ同じメンツでもそのときハマるゲームとハマらないゲームがあったりする。鉄板、というものはあんまりないなあと思いますが、備忘録として感想をおいておきます。
あなた達は「知ったか映画研究家」です。ひょんな事からあなた達は映画の評論会に出席することになってしまいました。けれどポンコツなあなた達はその映画に対する知識を何も持ち合わせていません。知恵と勇気とトーク力でこの危機を脱し、真の知ったか映画研究家の称号をつかみ取りましょう!
ランダムに引いた二つの単語を組み合わせてできた言葉(例:マニア遺伝子)が、知ったかしなければならない映画のタイトル。さも知ってるかのように語り、最後には「ね、〇〇さん!」と場にいる誰かに話を振って、場にいる全員が話し終えたらおしまい。話してる最中、聞いてる人たちは絶対に語りを肯定し続けなければなりません――だって誰もかれも知ったかで内容を知らないのだもの! 誰が一番それらしい知ったかぶりだったでしょうか……というパーティーゲーム。
一度卓上ゲーム好きで集まってそれぞれ持ち寄ったゲームをやったときに紹介されて、はちゃめちゃに楽しかったので別途映画好きで集まったときに持ち込んだらまあこれがハマったハマった。
それぞれ映画見るときにどういうところをよく見ているかとか、褒めにくい映画のときどのへんを取り上げるかとか、すごく特色が出ててまず笑える。脚本、音楽、撮影、特殊効果、CG……映画っていろんな要素でできてるよね~! そういえば役者を褒める人があんまりいなかったような気がするけど、やったの結構昔だからなあ。またやりたいなあ。
さらに笑えたのはそのあと。卓上ゲームをわんさかやったあと、飲み会になだれ込んだんですな。映画好きが集まっていますから、最近見た推し映画のことや、はやった映画がじっさい自分にはどうだったかなんてことを語り合ったのです。すると、まあ、それのぜんぶしらじらしいこと! 誰も信じない信じない。しかも「私も見たよ! ほんとにそうなの、そこがよかった」とか援護射撃しても、ゲームでも「絶対に語りを肯定しなければならない」ロールプレイをしたあとだからよりいっそううそっぽく聞こえて(そしてふだんどんな評価だったか興味津々なメンツで行っていたがゆえによりいっそう)めちゃくちゃ笑えるっていう。しゃべってるほうもこれはしらじらしいってなっちゃって笑いこけちゃうしまつ。
あー、またやりたいなあ。