ルイ・ヴィトンで買い物をしたぞ
ルイ・ヴィトンで買い物をする日がくるなんて思っていなかった…。
しかもちょうご機嫌に、飛びつくような衝動買いで、さらには同人誌買うみたいな感覚で。
何をかって、本を買ったのですよ。
ふらりと立ち寄ったルイ・ヴィトンの「TIME CAPSULE」展がきっかけでした。
「TIME CAPSULE」展を大阪にて開催 -LOUIS VUITTON
"ルイ・ヴィトンのアーカイヴの中から厳選された歴史ある稀少な製品やオブジェと共に、1854年の創業当時から現在までを辿る旅へ"
とあるとおり、さまざまな旅行鞄はそれだけで胸一杯おなかいっぱいになるような面白さで詰まっていたのですけど、出た先のショップに並んだ色鮮やかな本といったら、目を引く惹く。
ふらふらと惹かれるがままに立ち寄るも、開いたものかどうしようか、ただきれいに並べられた本のカバーを眺めるだけのユニクロのパンツに無印のカバンにメガネもきちゃないままの私に、すてきな姿勢の店員さんが、するりとなんの圧迫感もなく寄り添って案内を始めてくれたのです。
これには普通に感動した。うれしかった。本の紹介はもちろんのこと、こっちが目移りしてあれこれ食い気味な反応への対応も、店員さんが断りを入れるタイミングも、なにもかもやわらかくてこちらの興味関心に寄り添って見せてくれたのです。すげえなおブランド様の接客力。
そしてルイ・ヴィトン発刊の本の豪華で面白いことったら!
これまでのルイ・ヴィトンのトランクを簡単な背景を紹介しつつ振り返る本や(伝説のトランク100-ルイ・ヴィトン 日本語版 -LOUIS VUITTON)、
これまでのルイ・ヴィトンのショーウィンドウを振り返る本や、店舗の外装内装コレクションの本、著名人とのコラボレーションをまとめた本、鞄の形状の歴史をたどるどでかいカタログみたいな本などなど。
どれもでっかくってカラーページ多用で(フルカラーもある)化粧箱があついアクリル板みたいな工夫がこらされていたりする。面白すぎる。
だいたい10センチはあるじゃん?っていうフルカラー箱付き本が3万弱なんすよ すっっっげえよ もろもろ度外視で出すことに意義があって買うあてがないでもなくてかつ店舗にプールすること前提でしか刷って値段設定できねえよ。開けて見せてもらうたびにえらいでかい声で楽しんでしまったよ。
中でも私が惹かれたのがこれ。こちら。
ブック ホテル ラベル 日本語版 /世界を巡る旅
ルイ・ヴィトンの趣味であった旅先でのホテルラベル集めについての本なのですが、だいたい8,100円てなんだよ……やっすい……
こちらが外箱。
本はさらに化粧箱に包まれていて、紹介カードがはさまっています。これシールで貼られてるわけじゃないのよ。
中もラッピングされてるみたい。
本のなか。なんと中にレプリカのポストカードをも綴じられている…!
さらに、化粧箱はぐるっと本を包むようにできているのですが、これを開くことができて……開くと……地図が!
行路も書き込まれているので、本を読むときにこれを立てて眺めればいっしょに旅行気分ですよ。
さらには一番右端は地図は終わっていて、袋状になって中には何か入っている……
この黄色いのはなんだろうと開いてみると…………集めたホテルラベルの一部レプリカだ~~!!
わたし、こういう本に覚えがありますよ……昔こういう絵本を手にとってわくわくしながらページをめくり、一緒になって冒険した気になったものですよ……!
なんて豪華な思い出本だ! なんとまあ! わくわくする!
なお、本そのものの裏側はこんなふうな意匠が。おしゃれ。
なお509pにおよびます。当然フルカラー。
マジでげっらげら笑いながらすげえ!やべえ!!しか言えなかった ごうかなえほんじゃん……………もしくは同人誌……
というわけで、気持ちよく衝動のまま持ち帰ってしまったのでした。
ガストン・ルイ・ヴィトン所蔵ホテルラベル・コレクション 世界を巡る旅、今イチオシのウスイホン概念です。
さてもさても本当に心いくまで本を見せてくれ、寄り添ってくれた店員さん、すてきだったなあ……。