2019年02月の記事

買ってよかったもの・'19年2月

▼どうでもいいけど書いておきたいこと

高校大学時分ごろからエッセイだとか旅行記だとかいうたぐいが上手くなりたいとぼんやり思っていて、でも何をや書かん、それすら思い浮かべられずに今日まで過ぎていたのだが、最近そのころより少しばかり挑戦する気概が生まれたのだけれど結局特段何もしてこなかったので(痕跡はある。このサイトにある香港DLの旅行記とか。たどり着く前で長く放置しているあたりもふくめ)、今年こそというわけだ。ところでこういう前置きの長いことがまずよくないとは思う。でも書きたいから書いた。練習だから戒めて書く敷居を上げるよりいいだろ。

▼買ってよかったもの -ものを買うということ

さて、買ってよかったものの話。
ほんとうなら去年を振り返って2018年に買ったものというくくりができれば良かったのだが、意識するとどうも書けなくなってしまったので今思いつくできるかぎり最近の買ったものでどこにもまとめてなかったような気がしているというくくりでいく。
わたしはモノをよく買う。ため込む。場所などおかまいなしで同居人はみんな眉を顰めるものだし、なかなかうまくできたろうと見せた部屋のありさまは初めて上がった友人が言葉をどうにか選ぼうとして声が出なくなるさまを目の当たりにすることになって、これは今でももの凄く恥ずかしい記憶のうちの一つだ。改めねばともろもろ手をつけてはいるのだがさておき、幸か不幸か今回最近を思い返してみて買って楽しかった記憶しか出てこないので、気持ちよく紹介していこう。

▼買ってよかったもの

ルイ・ヴィトンの本「ブック ホテル ラベル 日本語版 /世界を巡る旅」

今年一番の買い物といえば鮮烈な体験を含めこれになるだろう。詳しくは別途書いたのでそちらを参照。しかし今回リンク張るために改めてページを見てみたが、本ってファッション小物なんだろうか。そういう側面もあるか。
このとき私の買い物の補助にあたってくれた店員さんは今でも思い返すとうっとりする体験を提供してくれたので、ぜひとも何かしらお手紙など送りたいがさすがに重たいだろうかと腰が上がらずにいたのだが、そういえば年賀状というそういうときの体にちょうどよいものがあったことをこの二月半ばに思い至った。どう思われようがやらないよりましということで、これを機に何かしらコンパクトなカードなど送ろうと思う。エッセイのたぐいに挑戦することのほかに、気持ち悪く思われるのでは?などという自己保身より感謝の意を思うままできるかぎり伝えるよう動くというのも今わたしに期待していることだ。

森の人工房のオオバタンのメッセンジャーバッグ

手作りバザー的なイベントにて初めて見てひとめぼれして買って重宝しているドードー鳥の肩かけバッグとクマのペンケースの製作者さんの出店にようやく再び訪れることができたときに、今度は鳥(オオバタン)のメッセンジャーバッグがあった。ドードー鳥のときもクマのときもそうだったのだけれど、手に取って見るとかなりしっかり動物の特徴的な形をしているにも関わらず想定よりずっとたくさんものが入るので素晴らしい。その場で欲しかったのだけれどカネがどうもなかったこととどうしても色合いから自分が持っている姿がしっくりこなかったことから購入を見送った。
そのあとやっぱり欲しいと決めてインスタグラムでやりとりしてみたときに、かなり軽い気持ちで「色とりどりのものなんかあればうれしい」ということを伝えたら本当に色とりどりなものを作ってくださった。びっくりした。後からインスタグラムをたどってみるにどうもオオバタンを実際飼ってる方の要望が鞄の発端らしく、せっかくオオバタンのそのままの白を生かしたデザインの良さを殺してしまったのではと少し気が引けつつ、でもやっぱりオオバタンのパターンの色とりどりが欲しかったのでとにかく嬉しかった。しかも一度作ったものを見せていただいたらやわらかいピンクを基調としていて可愛らしすぎずしかもきつい色も差してあるのに全体としてほんわかとしていて実に素敵な出来栄えだったのだが、自分が持っている様子がうまく思い描けず「キミドリやオレンジが好きな自分と相談させてほしい」とお願いしたらもう一種作ってくださった。好意に度肝を抜かれた。なおその二つ目はものすごくものすごおく好みでこれしかないと即座に購入させてもらった。重宝していく。

OPALの化粧水

ふと友人と化粧水の話をしていたところ、ブースターを最近導入してどうしても消えなかったニキビが消えたなんていうウッソだろ、こわ……ってことを真顔で言って丁寧にどこで買うことができるのか教えてくれたので試しに使ってみたら生理前に必ず出来ていたニキビが消えた。ウッソだろ。こわい。なお、二種あるんですけど値段の低い方を使っています。十分でした。

銀月サロンのジャスミンティー

わたしにとっては高いお茶の買い物だったのだけど試飲がすごくおいしくて同じように淹れられるとも思えなかったもののどうしても飲みたくて買ってみたらまーやっぱ好きな香りと味でもう。幸せ。
五回ぐらいまでなら十分同じ葉で淹れられますよと案内されたんですけど、今のところわたしでは三回ぐらいまでしか…それ以上飲むこともなく…。でもその三回に関しては十分味も香りも出ています。いつも葉を捨てるときに少し惜しい気持ちになっている。これは必ず次も買ってしまうと思っていたのだが、店の情報が載ったサイトがいまいちよくわからん作りで遠巻きになりそのうち何かの拍子に買えればいいなあなどと思っていたけど今見直してみたらふつうにオンラインショップがある。嬉しい。買う。

・風呂敷

もともとエコバッグとして使う90cm(二四巾)のしか持っていなかったんですけど、旅行に出るときに勧められて120cmのを買い足して持ってったらあともうちょっとおっきいのがあってもいいな~!と思ってさらに190cmのものを追加購入。旅行のお友。

武蔵小山みやがわのサコッシュ

商店街の個人アウトドアショップのご主人が店の奥で作っているサコッシュは布がそのとき限りで作っているみたいで本当にさまざま。サイズも決まってそれなりにあるサイズもあるものの、行く時々によって多種のよう。ヒモはテントのタープで、どの色がいいか選んでつけてくれる。人が買っていくのを眺めるだけのつもりが思わず目があってしまうデザインと出会ってしまって気づいたら駅から引き返して買っていた。買ってしまった…という気持ちでいっぱいだったのだが、旅行で物凄く使いやすくて今はこれ以外考えられない。素晴らしい。パスポートやチケット類と財布とあとちょこっと(薬ケースとか)が入って、外側のポケットにするりとスマートフォンが収まる。軽いし不用意に開け閉めすることがなくなったし手元に置きたいものがちょうどまるっと入る。大助かり。

映画「バーフバリ」グッズのサコッシュ

上記からしてもう充分サコッシュは持っているじゃないかという感じだがこれはつい買ってしまったサコッシュだった。バーフバリ!バーフバリ!その勢いだった。しばらく死蔵状態だったものが最近仕事のときのちょっとしたポケットがわりに使っていてかりよろしい。ちょっとしたものをどっかに置き忘れたりそもそも持っていくのを忘れたりを防止している。ただしそんなふうに鞄持ってる人はわたしくらいなので浮いている。ちょっと考える…でも便利…。

石田製帽の麦わら帽子

近年の夏は猛暑とか酷暑とかいう言葉が肌から心へどっぷりがっつり染みて刺さって理解させられますな。長時間外に出るなら日傘をさすんですけど、出たり入ったりのときはやっぱり持ち歩くのがどうも…どうしても嫌で! なにせなくしそうだしたたむのも面倒だし、で、帽子です。つぶして折りたたむことができて、つばをくるんと外側に向けることも伸ばして笠のようにすることもできて、シンプルなかわいいやつがいい! と思っていたところに百貨店でひとめぼれして買った。その場でかんたんなお手入れ方法とつばの形を保持する力が弱くなってきたら工房に送ることでお直しできますというアナウンスをいただいて大変それも良かった。今年一番のMVPかもしれない。帽子は寝ぐせもなおしてくれるしな…。

ラクレッシュ

口内洗浄液。おすすめされて使い始めてみたところこれまで使ってきたこの手のもののスッとする感じとも違う、すっきりとする感じが楽しいし気持ちいいので謳い文句をどれほど信じるかはともかく使っている。
蜂蜜レモンテイストのほうは蜂蜜レモンの苦いところだけくっきり残るって感じで元々の洗浄液のにがさがごまかしきれてなくない?!と感じていて、アップルミントテイストのほうが好き。

ZEBRAのペン(bLen)

銀座 伊藤屋で見つけたprodirのペン(たぶんDS9)が700円もするけどこれはいい素敵だ、ジェットストリームを始めとする滑らかな書き心地を謳ったやつは滑りすぎてわたしには使いこなせず割と使いやすいと思っていたやつはインクがダマになりやすくてどうしたものかと思っている矢先に出会ったペンで、軽い書き心地でダマもできにくくてありがたく使っていた。って思っていたらこいつ、bLenが出てきたんだなあ!
prodirの「なんか書きやすい」の「なんか」のアンサーがそこにあった。ぶれにくい。prodirも今も大好きなもののなにぶんbLenは値段も含めてわたしに殴りかかってきたみたいでその衝撃にやられたままでいる。

・LAMYの万年筆

いやね、万年筆は万単位のものを買おうかずっと悩んでいて、とはいえどうせ使わなくなるよなあとやめていたのだけどねちねちチェックをしてみたりもしていて、装飾のきれいなものに惹かれもしたけどやっぱり書き心地みてみないとなあ、でもそんなこと実際の店舗でやろうもんなら本当に欲しくなってしまったら困るしなあなん手買うならどれにするかとかなり夢想もしていた。ページだけ見てるとインクが乾きにくいというプラチナ万年筆の#3776Centuryとかかなり気になった、でもそれなら万単位から始めずに同社のプレジールが同じく乾きにくくてしかも千円だしなあでもなあなんてぐじぐじしていたところ偶然入った文具屋にてLAMYが少し安くなって売っていて飛びついてしまった…何せLAMYのデザインがすごく好きで…握りやすくて…楽しく使っているのでなるべく長くたくさん使おうと思う。

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