2023目標の話:懲りない

そろそろ「決まった時間に繰り返し同じことをする」という目標を掲げる機運が自分の中で高まってきたように思う。

公文式が苦手だった。
決められた時間にやらなければならないという気持ちが強すぎて、少しでも詰まると焦るばかりになり、時間を超過することが許せず、かといって投げ出すこともできず、「できなかった」という気持ちだけが高まった。
合わなかったのだ!

一事が万事そんな調子だったので、時間を決めるとできなくなったときに大騒ぎしてへとへとになるうえ、もともと準備もよろしくないとあってもうできる限り何も決めずにきた。
別に自由があれば何かに取り組むかというとそういうわけでもないので、ただただ何もできないまま今日まできた。
でもですね、何年もかけて少しずつ「決まった時間に毎度同じことに取り組む」という心地よさを刷り込むことができはじめたのではという実感が最近あって、「できるかはわからないけどそのつもりで動いてみる」前提の目標を組めるんじゃないか!
何歳の話? まあまあ。もういい大人ですけれども。ええ。

映画を毎月一回見る日を決める。
ジャーナルRPGをする(時期を決める)。
あ、それとこのブログを始めいくつか個人的に書いたものを発表できる場を持っているけど、この更新日を決める。

このブログは毎月20日更新がいいかな。
このことを決めたのは月初めだった。ところで書いてる日付は31日になる。
良かった、1月に1本の更新があって。
ちなみに既に書いた記事がもうひとつある。待てないので2月になったらきっと即刻上げる。
20日のことは、知らない。

自分という思考と体を抱えて生きていくつもり、ありますか?

2021年度は月ごとにしたことをまとめるということをしたのですが、2022年度はこまめに日記を書こうと決めていました。
でもネタ見つけられないな…。
と思ってたらあったな…となったので書きます。

 
生活するということに対して雑で創意工夫が足りてない。
自分という思考と体を抱えてほんとに生きていくつもり、ありますか?!って問い詰める機会を設けるべきというくらいない。
なので、ひんぱんに時間は足らなくなるし約束は間違うし財布は忘れるしお腹が減ったことにも気づかずに機嫌を悪くするしどこに何があるかわからなくなる。
ほんとに目に見えない程度に改善…成長…などしてる気になって…おりますが……お付き合いくださっている方々からするとおそらく…無……いつもありがとうございます。
 
という、結局どたばたでギリギリなので誰にも伝わらないのだが、たとえば最近の成長は明日着る服を決めてから寝るようになったということ。
コーディネートをキメれているわけではない。たとえ二度寝をかましても迷わず服を着られるようにしているだけ。
でもまだ甘いのよ。
これでいこ! と思ったもののなかに新しく買った服がありまして。朝になって着てみるとどうも自分でまあいっかって看過できないくらい無い取り合わせ……。
時間はギリギリだしこれを着ると決めた気持ちの切り替えも上手ではなく、新しいのを着たい気持ちをそのままに他の服と合わせてみるけどどれも違う気がする。もうわからない。
どたどたと出て行く朝。
 
朝ごはんを食べるタイミングなどなかったのでコンビニでおいしそうに見えた煮卵を買う。
開けるタイミングでつるりと手をのがれて床に落ちる。
腹ペコの頭上をゆっくり通り過ぎて行く朝。
 
ブレイクタイム、心地よい日和にピクニック気分でのんびりと過ごせた昼。
そのまんぞくをどうにか引き伸ばして乗り切った仕事に職場からてろてろ逃げ出し、夜はマッサージの予約なので気持ちよく今日を終えようぞ、その前に百均に寄って必要だけど先延ばしにしてたものを買ってしまって、時間あるから晩御飯を先に入れてしまって…
 
財布忘れた。レジで気づいた。
電車乗った。降りるときに定期無くなってた。
クレカ機能ついてる。止める…か…?
ええええ何度目?! それ! もういやだ! 初犯じゃない。
自分という思考と体を抱えて生きていくつもり、ほんとにありますか?
 
即拾ってくれた人がいたみたいで、その人の降車駅で届け出てくれていた。
このご恩は忘れません。誰かに必ず親切にします。
 
けっこう遠い。でも明日に回してもいいことない。今日だ。今日取りに行くぞ。
焦る手が券売機を操作する。目的のきっぷを買う。
「領収書を発行します」
大変いらないので、額に入れて部屋の目立つところに飾っています。

 

よっこいしょって無意識に声出して動き出せるようになったなあ(いつのまにか)

よっこいしょってしても立ち上がるのが大変だったときの話 のつづき。
これ書いてからもう四年経つんだなあ。

この一年ぐらい、あっ回復したんだ! と思うことが増えた。

いやいや、復職して一年ぐらい経ったときにはも〜大丈夫だな〜と思っていたんですよ。
でも、今振り返ると違ったなあとしみじみするようになった次第。

ひとつおっきかったんだな〜と思えることがありまして。
もうゲーセンでカード排出するタイプのゲームする想像が怖くない。

立ち上がれなくなる前に、その手のタイプのゲームがしにくくなっちゃっていた。
「誰かに見られてるかも、見られていたらどうしよう」という、どうもしなくていいだろ…ということが巨大な不安と一緒にやってきて落ち着かない、といった具合。
その気持ちになるのやだな〜ってので筐体の前に立てなかったり、割合すぐ済むカードの購入だけ泣きそうになりながらやるとか、なんかそんな。そんなそんな。

復職後も長らくそれは続いていて、人とそういったゲーム一緒にやりにいこ! ってなっても、「もう離れようよ」という気持ちでいっぱいだった。
おかげで一つ推しコンテンツをほぼ楽しめないままサービス終了になってしまって、ちくしょー!! って気持ちでいっぱい! ちくしょー! あー!
今はもうそういった類のゲームをしたいという興味そのものが薄いので訪れることもないのですが、想像しても何も苦しくなかった。不安にもならない。
実際目の前にしたらちょっと湧き上がるのかもしれないですけども、前は行くという想像からもうやだな〜って感じだったので。

あとほんっとうに当たり散らしやすくなっていて、「がんばろ」って言われるたびに「やだ〜!!!!!!」って抵抗がすごくて。
「がんばろ」って言ったほうは「どっこいしょ」くらいのことなんですよ。「やるぞー、おー!」みたいな掛け声程度の。
そうわかってるんですが、本当に本当に本当に本当に嫌で、嫌で嫌で。「なんでそういうこというの?」というヒステリックな声をあげるという。
「なんで」もなにもないよな。「おー!」ってだけなので。関わっていてくれる人全てに感謝ですよ。
今「がんばろ」って言われたら……うーんまー別に「よっしがんばるぞ〜!」とはあんまならないですが、当たり散らすほどのことは私の中のどこにもないです。
あと独り言! 減った! 嬉し〜!!
あっでもあんまり自分の好きなものを手放しでいいよっていうのはまだ怖がって避けてしまう。それはもともとかもしれない。できるようになりたい。

復職できてしばらくして、あっこれもうできるんだということがたくさん分かって、
それは定時に仕事場に行けるとか言われたことがこなせるとか、友人と会っても翌日寝込んだりしないとか、人と約束ができるとか。
でも振り返るともっと自由にできることあったんだな〜という気がします。

まだまだそもそも元からできないこともあるからな!
できるようになっていこうな! いぇ〜い!

久々のカリブの海賊が最高だった話

久々のカリブの海賊に乗ったらすごい感動した。
も〜それだけの話です!

そもそも久々のインでどのアトラクションも同じだけ乗ってなかったのですが、
カリブの海賊が群を抜いて新鮮に映って心に響いたのでメモよ。

午前中の明るいうちに乗ったこともあってか、乗ってすぐのレストランのあたりなんてもうまっくら。
木の影形さえはっきり捉えきれずに、蛍の灯りだけはっきりわかる。
よく見えないから目をくらして、こんなに見えなかったっけと驚きながら集中する。
ぼうっと突如くっきりと照らし出されたしゃべる骸骨が現れて、さらなる深みへと飲み込まれる。

改めて体験するとこの洞窟の部分めちゃくちゃ長いなって。すごい潤沢。前振りが丁寧。
静かだけど胸騒ぎのさせるシーンが重ねられる。そこにあるのはぶいぶい言わせてた頃のまま固まってかたどるだけの骸骨たち。
嵐の夜、浴びる酒、泳げるほどの財宝といった騒乱の背景に物言わぬ登場人物たち。

今一度の警告を受けるとまったくの霧に包まれて(ほんっとに量が多かった、こんなに多かったっけ?)、
ぼんやりと浮かび上がる大きな船! 誰かが何かを話しているけれどそれより耳に飛び込むのは砲撃の音……こちらへ向けて火を吹いている!

もうここでため息ため息でした。うっとり。贅沢な没入感の高め方に最高の静けさの裂き方。

海賊たちが上陸した地へ乗り込むと、暴力、暴力、へべれけの男たち、暴力。
万能感にのぼせあがっている海賊たちの表情はふつうに出力されうる人の表情より一段ギアが違っていて、こちらまでハイになりそう。
すべてが根こそぎ奪われていきながら、炎と陽気な歌が狂乱を撒いて彼ら自信の破滅さえ飲み込んでいく。

船が進むごとにただその情景にとっぷり浸かってしまった。楽しかった。すごいなあ。すごいなあ。
ものすごい没入感でした。全てのシーンが新鮮ですごい情報量で。あ〜〜楽しかったなあ。

美女と野獣"魔法のものがたり"のキューラインにびびった話

い……今更!? というような話をこれからします!
絶対アトラクション開始当時すごい言われてたんだろうなと思うんだけどこないだ初体験だったので私には新鮮!(私は体験するまで基本的に情報を入れないようにするタイプです…)
今このアトラクションにまつわる感想とかが読みたくてネットを漁っております。

ディズニーリゾートのアトラクションには、乗り場にたどり着くまでの並ぶところにもいろんな飾り付けや仕掛けがあるわけですが、その並ぶところをキューラインと呼んだりします。
世界観へ誘うために各アトラクションさまざまな装飾が施されていていずれも素敵なわけですが…
プーさんのハニーハントのキューラインの作りなど、最高ですな。
ロジャーラビットのカートゥーンスピンの作りなども、乙ですな。

そういった感動に連なるキューラインを体験してきました。
美女と野獣"魔法のものがたり"です。

お父さんの馬車が壊れているのを横目に見てからキューラインは開始します。門から橋を渡って正面口ではなく勝手口から城へ入ります。
内装にまず目が奪われ、そしてあの物となった彼らが「居る」状態を目撃するの、はちゃめちゃ楽しい。場内は明るいですが、人らしい人がいないのに気配があることやあちこちの威圧的な飾りになんだかお化け屋敷らしさも感じてわくわく止まらない。
そして始まるアトラクション、晩餐会の……エッ早くない?!
いやそうかここまで歩いてきてもうベルは城を訪れてるの見たわ! 待てよそうだったお父さんの馬車が壊れてるの見た! もうそこ終わってるんだ!
ていうかもっと巻き戻してみるとそもそも歩いてきたわエリアを! あの町の風景のなかを! そこのへんの話……終わっとる!!
前振り、エリア全部。

しかもアトラクションに乗ったあと、エリアに出るまでの道のりもしっかりアトラクションに組み込まれていると感じられる。
このアトラクションを乗り終えたからには……と思うと、美女と野獣のエリアに戻る選択肢はなくなる、アトラクションとしてはエリアを出ることによって完結する。
位置的にもいったんエリアをほぼほぼ出る仕様になっていて、もう一度エリア内に入るにはまっすぐ進まずに「横道にそれる」必要がある。はず。たしか。
だって時間巻き戻っちゃうことになるんだもん……エリアぜーーんぶ、アトラクションのキューラインとしての働きを持っている! えーー! 豪胆!

プーさんのハニーハントは家のお庭から入り、開かれた本のページに飛び込み、ページのまにまに乗り場について、物語の中へと入り込んでいきます。
そしてアトラクションの体験がひととおり終わると、お部屋にたどりつき、子ども用のおもちゃ、ぬいぐるみ、そしてベッドを目にするのです。
あたかも庭でお話を読んで物語の中で冒険をして、疲れ果てていつのまにかベッドに運び込まれていたかのように。

ロジャーラビットのカートゥーンスピンはまさしくアトラクションが存在するトゥーンタウンこそが舞台であり、キューラインのなかへ足を踏み入れることによって「街の面に出ることのない」路地裏のいかがわしプレイスに迷い込む。そこの世界を堪能して、またタウンの表面に戻ってくる…エリアとアトラクションが相補しており、かなりシームレスにつながっている。

あるいはもう今はなきストームライダー……に限らずシーのアトラクションたち。
インディジョーンズのクリスタルスカルの魔宮やマジックランプシアター、海底2万マイルといったエリアが背景説明そのものになっているアトラクションたち。
エリアへの没入感を深め、またエリアによって支えられている、融合するような形のアトラクションたち。

いやでもそれよりかなり踏み込んでいやしませんか!?
エリアぜーーんぶがアトラクションの体験前提になりえる。アトラクションへの誘導、キューラインとしての役割を果たしうる。アトラクションを体験するとき、エリアに入って出るところまで動線が出来上がっている。そんな…ことするの!!

まあ普通にエリア堪能したいので出ていかずに戻ったんだけどさ。

2022について(2021振り返り)

  • 2022/01/10

2021買ってよかったもの

Healthy Back Bag

ずっと気になっていたものの、合うかわからないしな…と買ってなかった鞄。
重さを感じるかどうかなら無印良品のリュックのほうが良いと感じる。
鞄を下ろしたときの痛みがゼロ。
それと、しょって歩いててお尻が抜ける感覚を味わうことがなくなったので重宝してます。
Mから買ったけどすぐSも買った。

Brother ラベルライター P-touch

使用頻度が高かったわけじゃないんだけど、そういえば欲しいなと思ったときにさくっとできるのとても楽。
テプラにしなかったのはアプリが使いやすいというレビューに心惹かれたから。
実際使ってみて使いにくさを感じたことはないです(別にテプラのアプリを使用して比較したことはない)。

BOOX nova air(日本の取扱店:SKT

BOOX nova2から乗り換え。
さくさくになって軽くて薄くて最高。

ペン型マウス

持ち運び用にお試しで買ってみたんだけどなかなか良かった。

同人誌B5サイズ収納段ボール

ちょっと値ははるなあと感じたんですけど、すっきりまとまってくれて本当にありがたい…
ジャンルごとにまとめられて動かしやすくて最高でした。

 

2021年はですね。
知っているものの範囲だけでコンテンツ摂取して、知ったかぶるくらいでいいや…
流行も殻に閉じこもってやり過ごすような感覚が長らく続いてたんですが、
いやいやいやいやいやいやもっと知りたいけども!!!!?!
という気持ちにゆっくりと切り替わった一年でした。

なんで切り替わったかはよくわからない。よくわからないが意欲がわいた。ありがたい。
切り替わったものの特に動けているわけではない。そこんとこは意識的に頑張りたい。

という流れで、2022年の抱負は学ぶこと。

・積読書を崩す。目標は低く、20冊
・算数を学び直す。理想は中学の数学履修し直しだけど、とりあえず小学校から
・映画や演劇などといった公演を見るようにする(チェックを怠らない。優先度を上げる)
・これまでなんとなく覚えていたことを見返せる形にしておく

一方、がんばろうという意識は薄めに楽しんでいこうというもの。

・TRPG卓。欲張りすぎず、やりたい気持ちに逆らわずぐらいで
・うすいほんは年2本を目標に取り組み続ける

ちょっと気持ちとしては閉じ気味に、自分にかまけるということを意識していこうかなと。
いやいや自分本位にやってきてるでしょという内なるツッコミが聞こえてくるんですが、
一人で取り組むことに対しての優先順位をつい蔑ろにしがちだったので、やってこうという気持ち。

 一方で去年はアウトプット面ではすごく閉じ気味にやっていた(月々の振り返りとか…)ので、
もう少し人に読まれることを目指したものを増やすよう心がけるつもりです。

 

どうぞまたひとつよろしくお願いいたします。

12月振り返り

12月は毎年気分が低空飛行しがちなので基本的になんか生きてた、という感じでございます。
今年は割と元気なほうで、おそらく天気が良くて風がなければ1日30分は日光浴をしていたからじゃないかと睨んでおり、次のこの時期もやっていかねばな…と思っている。

さて今月は〜

・謎解き「明治探偵GAME〜はじまりの事件〜 バーチャル謎解きプログラム

タカラッシュさんの明治村でやっている謎解き、のオンライン版。
めちゃくちゃ面白かったんですが、最後のしかけのところとか、うわ〜現地でやりたかった〜!ってなりました。
明治村は広大なのでその広さをうまくつかってるなというのもあって、まあ代わりにオンラインだとのんびり解くことができましたが。

・謎解き「金田一少年の事件簿R×takarush BLACK LABEL #1 電脳九龍城財宝殺人事件

これもタカラッシュさんの、ゲームセンターのあなたのウェアハウスの今はなき川崎店で行われていた謎解きのオンライン版。
これも現地のいろんなものをうまく配置していて、実際訪れてたら臨場感はんぱなさそう。
雰囲気が伝わるように(謎解きに必要というのもありますが)フロアごとにぐるっと一周する映像が見れるように工夫されていて、懐かしい気持ちになったりもしました。
当時やりたいけど訪れることができなかったやつだったので、できてよかったなー。

・謎解き「絶望ツインタワーホテルからの脱出

こちらはスクラップさんの。全てオンラインのやりとりで作ったというのと、サバンナ高橋茂雄さんの共同制作という特色があるもの。
音声だけでなく、カメラも使ったやりとりを含んでいて、久々に友達の顔を見て話した気がする。笑
謎解きというよりも限られた手段で伝える工夫が多く、コミュニケーションがっつりとったな〜って印象です。
これはこれで楽しかった!

・舞台「藍色飯店

関西でやっていたイマーシブシアター。
別途書くぐらい楽しんだ。詳しくはこっちで。

どんな話でもそうではあるんですが、どれくらい読み手に委ねるか、
イマーシブシアターの書き手は悩ましそうだなぁと思ったりもした次第。

・舞台「ザ・ドクター

それぞれが生まれた立場によって選べること・選べないこと・掴んだものはどうしようもなく付随し、
それぞれに差別被差別はどうしようもなく根付いている…
というような話をしていたかと思うんですけど、ラストのやりとりが…今ここでそれ? 何? ってなってしまった。
そこに着地するの? という感じ。
あとどうしても黒人であるとかがセリフがない限りわからないので、
「何が起こっていたか」の情報の開示タイミングがおそらく想定と違っているのは、仕方のない限界だなとも。
全体的に私の勉強が足らなかったんだろうなーとは思う。

・TRPG「200」

いやーー最後までわからん!!ってしながらたどりつくエンディング、大変にシノビガミ。
PC1も久々で、もうちょい私の頭がよければこういう話? って気づけるタイミングはいくつかあったんですけど。
たくさん他のPCさんに助けてもらって笑顔で生きていけるPCとなりました。
全然違うところで生きていた面々の人生が混じり合う一瞬というようなのも実にシノビガミな楽しみですね。
NPC含め、みんなすごいかっこよかったんだよな〜。

 

11月振り返り

11月振り返り

11月が来たことに驚いているその間に11月が過ぎ去っていった。嘘でしょ。
振り返ると寒さに凍えたひとつきでした。まあ多くがそうか。

ヘアカットにいくだとかそういう、ちゃんとやっとかないとなと思っていた面倒を片付けたので良かった。
仕事はミスっていた。基本的なことで、ルーティンにちゃんと組み込めばいいのにということばかりだった。来月の自分には期待しちゃう。頑張れよ。

やりたいなと思うだけ思っていた、既存のトートバッグをショルダーにできるよう金具をつけるだとか、TRPGの卓を立ち上げたり、人にものを送ったり、欲しかったパーカの注文であるとか、端末の修理だとか、そういう。

 

・TRPGシノビガミ「200」完走

私はPC1でした。起爆スイッチが自分の手にあるとつい押しちゃいますね!
公式シナリオ久々に行ったんですけど、毎回そんな詰め込み方する!?って驚く。懐が深くて広いぜシノビガミ。

・SCRAP「ワールド謎ツアー」

面白かった!
世界のあちこちへ行ってみるの物凄く楽しかったです。
ちょっとだけ寄り道しつつ、これ可愛いあれ食べたいと友人と盛り上がりました。
でも基本的に謎解きメインでやって、3時間くらいかけたかな?
何日かに分けてじっくりあちこち見て回っても楽しそうな謎解きだったので、ちょっと勿体無い感じもしましたが、とく時はガッと一気に解きたくなるからなあ。

・SCRAP「忘れ物探偵と消えた少女」

証拠品「しか」入ってないのが届いてめちゃめちゃテンションあがりました!!
紙の質感とか変えてあるのもニクい。
この謎解きは都度動画が挟まるので、答え合わせしながらちょっとずつお話が前に進んでいくのが楽しいところ。
これは一人で解けるんですけどやっぱり友人と挑戦しまして、今日中に終わらせたいという思いがあったので、二人で「これ楽しいね」みたいな話をする余裕はあまりなく。笑 いやそれでもしましたけど。
これもやっぱり3時間ぐらいで解いたのかな。

・舞台「ケッチスケッチ」https://mobile.twitter.com/ketchsketch

が〜まるちょばの赤いモヒカンをやってらした、ケッチさんのソロ舞台。
圧倒的な身体表現、ネタがわかってても「そう見える」手品、あるあるな身近なイライラを笑いに変える力、はらはらするシーン、ドキドキするシーン、客席まで一体になるシーン、ふと自身の体験を振り返るようなワンシーン、色々詰まってて最高でした。
来月はが~まるちょば(黄色いモヒカンさんのソロ)を見にいくので、合わせて楽しみです。

藍色飯店をたずねたこと

イマーシブ・シアターの存在は「Sleep No More(McKittrick Hotel Sleep No More)」でおそまきながら知っていて、USJの「ホテル・アルバート」は2も存分に楽しませてもらったけれど、日本でやっているとは……全然情報を仕入れていなかったところにツイッター上で目に飛び込んできたのが「藍色飯店(藍色飯店|泊まれる演劇 (aiirohanten.com))」の紹介記事(ホテルは物語の入り口。「泊まれる演劇」が生み出す1泊2日の体感ドラマ(harumari TOKYO))だった(2021年3月末まで常設しているVenus of TOKYO(Venus of TOKYO (venus-of-tokyo.com))のことすら知らなかった)。
 
「泊まれる演劇」公式サイト(泊まれる演劇|公式サイト (tomareruengeki.com))を見てみると「藍色飯店」でもう八つめの演目らしく、関西圏でやっていたんじゃん! オンラインっていう挑戦もあったんじゃん! 情報はとっていかないといけないなと気持ちを新たにした。元から感度が高いほうではないけれど、最近かなりさぼっている自覚がある。
 
きっと東京だよね? いや、関西だ。行けるじゃん。もう始まってる。じゃあ予約取れないかな。日程空いてる。私の予定も合わせられる。
公式サイトを見てもTwitter上の感想をちらっと見てみても、おそらく「体験してこそ」であるがために物語の設定も説明もふわっとしていて判断がつきにくい。もしかしたら物語は判ったうえで趣味ではないかもしれない。乗っていけないかも。そもそも分からないかも。でもこんな今行けるってなること、ある?
 
そうそうあるわけないもんな!
 
Twitter上で見る中華な雰囲気にあう気がするお洋服を引っ張り出して、一人だから勇気が持てるお守りみたいなものを入れて、自分の生活のあれそれがつつがなくいくようにこれも、それも、あと予約のメールにフラグを立てておいていざってときに、きっとこれで大丈夫……
でもめちゃくちゃ緊張する!
公式からの注意文が出たこともあって、開始直前ずっと友人に「あまり期待しすぎたくない」と「めちゃくちゃ楽しみ」を交互に送信していた。チェックインに並ぶと二人連れの方が先に案内されている。私はソロだし年齢層もあわなさそう、そわそわしちゃう。
 
度は道連れ世は情けとは申しますが、ほんとそう。
待ち時間に滞在が初めてじゃないという方とお話できて、とてもよくしていただいて、とにかく飛び込んでみれば大丈夫と太鼓判を押されて緊張もほぐれ、いざと飛び込んでみたら、心配はすべて杞憂でした。
プレショーみたいなものがあるのですが、そこでどういうふうに見て回ればいいかもわかる。「藍色飯店」では、個々人が部屋を自由に訪ね歩くような形でした。(公式サイトや紹介記事で触れられてないので白抜きにします)
他の人と一緒になるのも、一人きりで役者さんと対峙するのも、どちらも広がりがあって面白い。どのシーンもそのときの来訪者だけの記憶となる。
参加している他の方たちもみんな優しくて、またお会いしましたね、どうも、いかがでした? くらいの感じもあって(私がそんな気になっていただけかもしれないけれど)。とはいえ一方、私が演者さんをはじめ運営さんのご迷惑になってたり、他の参加者さんの体験を阻害してませんように。もちろん気をつけているけど、とはいえあとからこういうのは不安になってくる……。とにかく夢中でした。
舞台美術がいい。開けるたびに世界が展開されている。
役者がすごい。「そのものそのまま」で居る感じがあって、しかもこちらの受け答えをうまく調理しきる。
演出と脚本がホテルで演劇を行う/舞台とシームレスな場所に滞在させるということをフル活用している。
事前に思っていたアートに近い感じもありうるな…というのも明後日の想像で、要所要所の山場がしっかりありました。
フルコンプ的な意味で全部楽しめたかというと、あれもそれも取りこぼしたよ、という回答になりますが、コンテンツの全てを楽しめたかというと、まるっと全部楽しめたよ、という回答になります。一つ一つ楽しむことができたよではなく、一連の全てとして楽しかったよ、と。
 
終わったあと、ロビーで参加者の方々がお話されているところに混ぜてもらったのですが、「そんなシーンあったんだ~」はもちろんのこと、みなさんの体験/旅を聞けるということが、同じ時間にありながら別の時間、別の空間であって、時折同じシーンを共有していて交叉して、という体験そのもので今回の公演の内容を思うと味わい深……とじんわりにやにやする思いでした。
 
そうそう、チェックインして割とすぐそのまま旅は始まるので、あまり自室に馴染むタイミングはないんです。(もちろん、何度も宿泊に来たことがあれば別でしょうけれど)
すると、何よりも先に舞台としての部屋に慣れるので、自室に帰ってもそれが舞台の装置のままであるようにすら感じられました。
廊下からは思いを馳せるのにちょうど良い音楽がうっすらとだけ聞こえてきて、寝しなまで没入感が担保されているのは設定との噛み合わせも含めて「泊まれる」ということへの期待値をきっちりとおさえてくるなと感じ入りました。
 
書いていてあのシーンこのシーン……と思いを馳せていたのですが、印象的なシーンですらあそこは誰と誰にあったっけ? どんなことを話していたっけ……と貧弱な記憶が存分に発揮されていて、めちゃくちゃ悔しくていつもなら血涙なんですけど、どこかですとんと納得している自分もいました。私の時はまたもう動き出してしまったので。物語の設定に説得されるというか、そぐったこととみなせると悔しさ少しは減るんだなって。
 
あとはご飯について。
アルコールドリンクにノンアル版がすべてあるのはものすごく嬉しかったです。最高。
ご飯はどれも美味しかったですが、特に私は朝食が格別で。朝から良いひとときが過ごせました。
 
"How they dance in the courtyard,
Sweet summer sweat
Some dance to remember,
Some dance to forget"
(Hotel California)
 
 
以下は楽しかった体験そのものとは別の話、すすめにくかったなっていう振り返りメモです。
今回の公演の紹介記事を三つ四つ見てみましたが、どれもどんなふうに見ていくのかには記載がありませんでした。
私がとんと疎いものだからこんなことを思うのだろうなぁとか、こういう種類の舞台はそんなものなのかなぁとか、そもそも演目の特性上「知らずに飛び込んでみて欲しい」ということかなとは思うのですが、こう、判断しにくかったし薦めにくかった。
今回はお話が特に「ミステリっぽいんだな」とか「恋愛ものっぽいんだな」というのもなかったので余計にだったのかもしれません。つまるところ、「何かよくわからないけど行ってみようよ」としか言えなくてもどかしかった。「わからなさすぎて不安だからいいや」と言われてなんとも返せませんでした。新しいことを新しいままに楽しんで欲しい気持ちと、想像のつかなさからの…なんだろう、すれ違いがあるなあと。
少なくともプレショーに相当する、物語へ誘うにあたってのこうしてね、というようなことに関して(自分の好きなタイミング、好きな順番で部屋を巡るであるとか、各部屋には人数制限が設けられているとか、途中入室もありだとか)は、「事前に知ることができる」という選択肢があってほしかったように思います。見落としてたのかなあ…。どっか書いてあったかもしれない。
また、「終演後、各部屋の写真も撮れます」という案内がありましたが、それが何時までなのかは告げられず、逃してしまったのも悔しかったなー。それはそれで素敵な体験だったので、今回の設定もあいまってめちゃくちゃよかったじゃん、とも思っているのですが。
 

10月振り返り

仕事場までの道のりの影のさし方が鈍感な私にも分かりやすい箇所にうまくあるものだから、今年は季節の移り変わりを太陽の位置でも感じている。
10月、わりと勢力に動いたほう…だと思うし、小さな失敗から小さく得たものもあったし、泣きをみたりしなかったし、充実していた…はずなのだが、なんだかただただぬるっと過ぎ去った印象が強く、11月がもう来たのかというほうにばかり目が向いている。ぜいたく! しかしもう11月…?
どうにも今年これをやったぜ~! という感覚が薄いのは、行動制限があるからなのか、それとも私がそのように熟したからなのか、どうだろうね。

今年初めの方にすごく反省することがあって一人でから回ったりしたのだけれど、未だに引きずっている。
悲しい時にどうして私はこうなのだろうかと思い悩むことは多くあるけれど、たいてい酔っぱらって終わってしまうし一生酔っぱらってられるほうなので適宜知らんふりをしている。
普段感じないところにまで悲しみを見出してしまったり、ささいなことから妬ましくなったり、まだうまく距離が取れずに何度も気になっては悲しみを取り出してべたべた触ってしまっている。よくない。
その場で反省を見出して次の行動に移れれば良いのだけれど、時間を置くしかないなー。
あつあつのスープはおいしいし匂いがするから気になるけれど、冷めきったスープをゆっくり噛みしめながら飲み干したい。

 

見たやつとか体験したやつとか

舞台「TRUMP」(配信)

配信「初めての繭期」にて。わいわいがちゃがちゃしていてこういう雰囲気もやってたんだという驚き。楽しかった。
わいわいシーンはサービスシーンでもあるよなと思う一方、上演時間シェイプアップできたのではという気持ちもあり。
どうかなー設定を飲み込みやすくもしていたし、しつこかったような気もするし、私は所詮画面越しで見ているだけだし。

舞台「COCOON 月の翳り」(配信)

配信「初めての繭期」にて。これまで見てきたTRUMPシリーズの中で一番好みの舞台だった。楽しかったなー。「そうだよな、それが見たいんだよな…」の連続というか。
舞台美術も衣装も音楽も照明も整い方がすごく良かったし、役者もきらきらしていた。

映画「ジャッリカットゥ 牛の怒り

面白かったな~ 別に牛は怒ってなく、ジャッリカットゥという牛追い祭りを指す言葉に全てが込められてると思うのですが、その言葉自体が一般的にぴんとくるものではないんだからこういうフックを付けるしかないよなー。
山村の肉屋が屠殺前の牛を逃がしてしまい、逃げ惑う牛によって家は壊され田畑は荒らされ、遠巻きに眺める女たちをよそに、逃がした男は糾弾され村から追い出した荒くれ男は呼び戻され、牛を結婚式用に考えていた金を持つ側の男はただ安全地帯から嘆き、偉ぶるばかりの教会に権威を振りかざすだけの警察、村人総がかりでとらえようとする、その熱狂する男たちの一日を追った作品。

秒針の音と吐息によるリズムのみから始まる劇伴に寝静まっている人々の顔が次々と映し出され、幾人かが目を開き…という最初のシークエンスからどきどきした。生活音をうねりにして曲として仕立てられていって共同体だ! っていう感じ大好き。
途中から音楽は私には多少うるさいぐらい説明的に入れられているなと感じたんですけど、一方で気持ちよくもあるんだよな…。その共同体だ! が一体どのような共同体であったのか、個と群れ、映画が描いてきたことのこれぞというラストカットに向かって物語はひた走る。
最初と最後に黙示録から引用があり、最初の出だいたい話の流れは想像つくんじゃないかなぁ。

あと「『ジョーズ』を観れば、アニマトロニクスで作られたサメは、本物のように見えます。何年か経った今見ても、どのVFXで表現された生き物より怖く感じます。」(公式サイト 監督へのインタビューより)っていう監督のオーダーでできあがったオーディオアニマトロにクスの牛の実在感も最高。あ、あと200人という名前(設定)の1,000人とかそういう人員の見せ方してる。迫力。

舞台「ムサシ」(蜷川幸雄七回忌追悼公演)

蜷川演出舞台はこれが初見。ご存命の間に見ること叶わなかった。ので、まあ、という歯にものの挟まった物言いになっちゃうな。
めちゃくちゃ舞台美術が凝っていて役者も力いっぱい魅せてくれて絵の美しさは随一である一方、そもそも井上ひさし脚本との食い合わせの良さは特に感じなかったかな……。「なんでもなさそうな丁々発止のやりとり」がいちいちキマりすぎているというか。いやでもシャフトのアニメとかもそんなんだよな。私がテンポについていけなかっただけかな。

すぐよくなったんですが、しょっぱなの武蔵と小次郎のやりとりが演出なのかがなってるだけで何言ってるか全く聞き取れない感じで不安で仕方なかった。本当すぐよくなったので杞憂も杞憂だったんですけれども。
白石佳代子さん久々に舞台で見ることができたんですがかっこよかったなあ。

オンライン謎解き「四重捜査網からの脱出」(名探偵コナン)

コナンのことを熱心に追っていない。ちゃんと読んでた見てたのは榛原さんが入ったぐらいまでのこと。だけど謎解きがしたかった。コナンでなくてはならなかった。
「わかりました。それについては、こちらで解決いたします」ってセリフがガチで言えるっていうから…だから私は安室になりたかったんだ!
というわけで兼任もできるとはいうものの基本的に四人一組で挑む謎ときに挑戦したく、友人たちに頼み込んで付き合ってもらった。「なんでやろうと思ったの?」ってそれぞれに聞かれた。普段言わないセリフを自然に言いたかったんだ!

レギュレーションを確認せずに二時間半ぐらいかかれば終わるだろうとか舐めた態度でいたらしっかり四時間半かかった(公式表記は最短二時間だそうで…)。長い闘いだった…。
ちょっとUSJで催されているのっぽい仕掛けだな~と思ったりもした。
特製ウェブサイトを使用して進めるんだけれど、捜査完了後(脱出後)もサイトがある限りはまた見直せるようになっているということもへ~! ってなりました。面白い。

複数人でのオンライン謎解き、例えば二人が謎解きに取り組んでいるときに、残った人たちとこれどういうことだっけ、みたいな横道にそれた話がしづらいのがとても難しかった。解ける人がとりあえず解いて、状況をシェアしていく…みたいな動きが実地でやるようにはいかない。

面白かったな~。ちなみに「こちらで解決します」はテンパりすぎてて全然いう余裕がなかった。「えっあっそれね! ん!? あ! こっちでやるっぽい!」だった。

展示「ハリー・ポッターと魔法の歴史展

ホグワーツで学んでいる科目にあわせた展示はとてもわくわくした!
ハリー・ポッターの世界にあったものの展示と、実際の人間界にあったものの展示がまぜこぜされていた。

このように取り使われ・このように描き出されていたけれど、私たちが生きる人間界ではこのようなふうに研究をしていた人がいるんだよ、こういうものを用いて何がしかを知ろうとしたんだよ…という文化が垣間見えるの面白い。浅く広くという感じ。

私が小中学生のときだったらより一層わくわく止まらなかったろうな。まさに知りたかった手がかり、調べるきっかけにあふれていた。

展示「半・分解展

ずっと行きたかった半・分解展ようやく行けました! うれしい!

「フランス革命から第二次世界大戦の衣服を半分分解し、標本 にする」「本物を見て、実際に触れて、直に嗅いで、袖を通す」(公式サイトより)
当時の衣服を半分解体して型紙を起こし、また縫い合わせて服も展示してある。

私は服を作らないから見たところで受け取れる情報量は極めて少ないんですけれど、めちゃ…おもろ……!!
普段ガラスケースごしで「ここはどうなってるんだろう?」が全部見れること。お願いすれば触ったり着たりできること(ものすごく気さくな方だった…)。すげえ。
受け取れる情報量が少ないにも関わらず物凄い情報量に圧倒されてしまって、写真も撮り放題なのに見たり着たりするだけで精一杯だった。

更に簡単な説明を全体向けにやってくださっていて、分かりやすいところにまで落とし込んでの紹介でそれも物凄く面白かった。
絶対また行きたい。

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