'16 恐竜博 ナゾ解き
- 2016/05/06 17:36
- テーマパーク関係
恐竜博の謎解きに行ってきたよ。3月にやってたくらやみミュージアムなほうも行きたかったんですけど叶わず。
http://dino2016.jp/ticket/event.html
もう本当なんとなくなんですけど、私この謎解き、対象は小中学生だろうなって思ってました。あくまでなんとなくですよ。
そこから食い違いは始まっていたのだ……。
結論から言うと大人向けに作っていたようです。わかってなかった…!
◆入場まで
閉館後の恐竜博が会場とのことで、いったん通常の入場者さんがすべて退出して、それからの19:00から入場開始。
21:30閉場で、20:30が最終入場時間。
19:00についたら家族連れさんがもうずらーっと並んでいました。大人のみの参加ももちろん結構数いましたが、家族連れが目立った感じかな。特に開始時間だったからかもしれませんが、結構数いらっしゃいました。
なかにはベビーカーを引いてる方も見受けられました(未就学児は保護者同伴の場合、無料入場のみ可能)。
外に無料ロッカーがあるのであらかたの荷物を預けて並びましたが、あんまりロッカーたくさん使われてるようではなかったかなぁ。
入場前のところでバインダーにA4のプリントと謎解きブックが挟まれたもの、ペンを渡される。
「A4のプリントにナゾ解きの流れが書いてありますので、入場までによく読んでください」とのこと。
このナゾを解いて、このチェックポイントにいって、というのがゴールまでフローチャートで書かれてました。
◆入場して最初に2分間の映像(諸注意つき)
「最初に2分間の映像を見てからスタートです」ということで、まず一定数ごとに2分間の映像を見るところに通されます。
「私はドクターダイノだ」ということで、今回の謎解きのための導入が語られる(音声付き)んですが、「これからこの謎解きでの注意事項が出るからそれに従うように」的なシメのあと、注意事項が出てくる…んだけど……
まさかの出てくるだけ。しかも漢字使いまくり、ルビ無し。絵もなし。
よ、読み上げたら?! そこ、読み上げたらいいんじゃないですかね?!
案の定、開始後にお父さんお母さんがそこかしこで「ここではね…」と子どもに言い聞かせる様子がありました。う、うん……。
ちなみに謎解きブックも基本的にルビは振ってありませんでした。小学校四年生以上が対象とのことだった(公式告知)ので、そこにあわせてでしょうかね。
でも「脊椎」なんかはルビあってもいいと思うんだけど、どうだろう。
◆まず穴抜けになった図鑑を埋めよう/とにかく人が多い
まずは展示を見て回りながら、穴抜けになった図鑑(謎解きブックの内容)を埋めていくんですが、まあ人人人、展示に人だかりがそこかしこで。
あっ、そういうことなのか~! って穴埋めしながら思えるようになってはいると思うんですが、余裕はゼロ。
展示のエリア2つ3つぐらいが対象なんですけど、もう、そこかしこがぎゅうっぎゅう。
図鑑を埋めきって壁側に寄って解いてる人もいるし、どれだって探してる人もいるし。
あまつさえ、穴埋めの中には漢字(けっこう難しい)があって、それをどうしても自分で書きとりたくて張り付いてる子どもさんとかもいる。
ねえ、その、漢字にする必要、どこにあったのかな……。いや、一種の学習にはなってるかもしれないんだけど、こんな人込みで……そんな、させなくても……と、つい。
ちょっと空きになっているスペースに、謎解きのためのテーブルが設置されているんですが(大人が立って使うような高さだったと思います)、
これがまた動く。ぐいぐい動く。固定されてない。で、警備員ぽいかたが「元の位置に戻します」ってまたぐいーって動かす。人はぎゅうぎゅう。
なんの展示もない通路のところは人が少なかったのでそこに避難して、
ようやく図鑑を埋めて謎解きをしていると、「付属カードを切り取ってページにはめ込む」動作が。
手にはバインダー、謎解きブック、付属カード。する動作は「はめ込む」。……。
最初の動画の注意事項の中に、「座り込んだり寝転んだりしないように」みたいなこと言われてたんですけど……どうしろっていうんだ…。
バインダー、床に置けばよかったのかなあ。私は結局しゃがみこんでしまった。
◆次のエリアもとにかく人がいっぱい
謎解きの答えをチェックポイントで見せて、新たな追加カードをもらって次のエリアへ。
角の場所に、見ようとしないと見えないように壁側に向けてヒントが書かれたポスターがありました(見てないのでどんなだったのかは知らない)。
入場するのも開場と同時の波の中では後ろのほうだったし、解くのも特に早くはなかったので、そこも人はすでにたくさんいました。
そもそも展示物を見せるようにできているフロアです。人が滞留して謎解きをするようにできている空間ではないのは仕方ないといえば、それまでですが。
次の問題を読みながら謎解きをしますが、狭い中で人の流れの邪魔にならないようにいける壁際の場所などたかが知れていて、
「わかった! こうだ!」っていう子どもさんの発想(正解)がそんなに大きな声でもないけどばっちり聞こえる。ありがとう。助かった。自分でも解きたかったよ。
細長いエリアでは展示がないほうの壁際に人がずらーっと、立っていたり、座り込んでいたり。突き当りを曲がると次のエリアがあるのだけど、その次のエリアにあるチェックポイントの列がこっちまできている。その曲がり角の向こうにトイレがある。エリアに行きたい人、トイレに行きたい人、列に並びたい人でその曲がり角はぎゅうぎゅう。
◆最終エリア
次のチェックポイントをパスしたところで「読む読まないは自由ですが」ってスタッフさんがヒントペーパーをほぼ全員に配布しているようでした。
また、チェックポイントで複数枚のカードが封筒に入ったものがもらえますが、これはなくしたら再度はもらえない、とのこと。
ここでベンチがたくさん置いてある、割合広い所に出ますが、ここもちょうど人の波がきていたころに向かったので座れそうにはなく、エリアをさかのぼって人のいなさそうなところでナゾ解き開始。
で、やってみだしたら、
・謎解きの最中に小さなゴミが出る
・複数枚のカードを管理しなくてはならない
というのがもう、座ってやりてえ~~~~って感じでした。
単純に凄い足が疲れてもいた。だってもうかれこれ2時間立ちっぱなし。
で、少し時間を空けてからすいてきたベンチに座りました。
このとき、確か閉場30分前ぐらいだったのかな。35分ぐらいかな。
ちなみに、謎解きの所要時間は60~90分予定だと公式HPには載ってます。
私はあと20分のところで、「たぶんこれとこれがやるべきことを指してて、これがヒントで、でもどれがなに?」というところで詰まっていました。
私は謎解きもさることながら、せっかくだから落ち着いて展示も見たかったので、えーいもうヒント見てやれ! たぶんあらかた気づけてるはずだから追加情報ないだろうけど! って見てみたら、まさかの正答が書いてあった。アッ……わかった、それ、やるね……。
一緒に参加してくれた友人は一人でねばっていたんですが、終了10分前ごろになってくると、スタッフさんが大声で他の方にネタバレしていたとのこと。
それ、せめて小声で言うとかできたのでは……ていうか、ヒントの配布プリントに答え書いてありましたよ……!
◆ゴールして
初回トライの人が正答だった場合のみ押してもらえるスタンプと、賞状みたいな厚紙(エピローグも兼ねてます)、謎の解説用紙をもらい、そこから再度展示を見たい人と退場で行く方向が分かれました。
出口近くで参加賞ももらえるんですが、これはタカラッシュの他イベント告知新聞と宝物コレクションカード。
カードはなんかウェブで登録して使うポイントカードみたいなもののようで、タカラッシュ系では必ず配っているのかな?
このときスタンプ押してもらって気づいたんですけど、ブックの一番後ろにキャッシュが入ってるんですね。
「恐竜博2016 × 大人のための謎解きイベント takarush BLACK LABEL」
……そっか~、大人のためだったかあ!
なるほど! 大いに勘違いしていた! ガッテン! ガッテン!
そりゃルビもねえし読んどけよって感じで注意事項の読み上げもないわ! 結果的に集まった人の層は違うような気がするけどね!
小学四年生以上「でも」参加できますよってだけだったのかな! 21:30って小学生には確かにちょっと終わりが遅い時間だもんね!
◆やってみて
各回500名定員なんですけど、マジで言ってる…?
あと対象年齢は小学四年生以上だそうだけど、マジで言ってる…? どこ向けだったか最後まで分からなかった……。
私には到底あんな人のあふれかえった展示場でさせる謎解きではないと思ったよ……。
しゃがみこませられない場所なら人数を時間でコントロールするか持ち物と動作の組み合わせを工夫するかしてほしい……。
あれだけ人があふれてたら本当に60~90分でできる謎だとも思わない…難易度の問題ではなくて…。
謎解き自体は、私はこれはこれで楽しいな~ってパズル解く感じで楽しかったです。
確かにもうめちゃくちゃどうしようもない難しい発想が求められる~! ってこともなく。
ゆっくり解けば解けるし、もし解けなくてもヒントの提示や配布はしっかりしてあって、読む読まないは選べる状態にありましたし(スタッフさんの大声でのネタバレがなければ…)。
印刷の関係でズレて読めてしまいそうなところには抜いてほしい文字を他より大きめにしておくとか、折り目のところで色を変えておくとか、気づけば、あっ、これはこのガイドに沿ってやればいいのねって解りやすくてそこはとってもいいな~って思いました。
ブック中のヒントもちゃんと気づけばおおなるほど!ってなると思います。私はあきらめがめちゃくちゃ早くてダメでしたが。
ただ、時間配分、人数配分が、本当に、ちょっと、辛かった。
たぶん、ここの謎解き(というか宝探しというべきかな)でそういう思いをするのは二度目のはず。
もうタカラッシュさんの時間制限がしっかりあるタイプの謎解きに参加するのはいいかなあ…って思いました。