神戸どうぶつ王国にいってきた:イノシシ土偶のこと

神戸どうぶつ王国にいってきた。

人慣れした鳥が間近で見れる。植物も多くて視界が楽しい。
食事のためのテーブル数も多いので土日の昼間でもどこかには座れそうなところもよかった。
広い、まだある、見るものがたくさん、と終始キョロキョロしていたのだけど、まあ生きてる側からすると狭いんだろうな、と思う。

・ナマケモノ(フタユビナマケモノ)が木をつたって移動しているところを初めて見た。爪がすごい
・知らんどうぶつがたくさんいた。なおわたしに動物の知識はほぼない(ビントロング? クビワペッカリー? マーラ? コモンマーモセット?)
・鳥も何もわからないが、鳥についてはとりあえず、鳥だな、と思う
・目の前でペリカン(モモイロペリカン)を見れた。羽を広げるところも見れた。でっかい
・アルマジロって乗り物っぽい(甲羅があるために、ちょこちょこ動く足よりも全体の動きがゆったり見えるから)
・ワオキツネザルが気づいたら目の前のプランターとかにいる
・カバ(コビトカバ)の肌のなんともいえない、陶器の釉薬を思わせるかがやき
カンムリシャコのまるみとメタリックめいたかがやき
・オシドリの足、おもってるよりでっかい

そういえばペッカリーってラテンアメリカ.jp(BIZEN中南米美術館の公式HP)のキャラクターにいて、ブログで紹介読んだな。
ペッカリーの部屋「ペッカリーの部屋の説明を、ここにまとめてお引越しヽ(^。^)ノ
ヘソイノシシの土偶がモチーフとのこと。
クビワペッカリーってそのラインか。てことは知ってた。ただし知ってた自覚もなかった(それは知ってたと言わない)。初めて見た。

神戸どうぶつ王国の紹介ページ確認しても、確かに書いてあるわ。
ヘソイノシシと呼ばれることがあることも、北アメリカ南部~南アメリカ生息であることも…。
(ヘソイノシシと呼ばれても、イノシシの仲間ではないそうだけど)

ところでイノシシの土偶って日本にもあったのかな。

文化遺産オンライン猪型土製品

縄文時代にはさまざまな動物の造形がつくられた。犬や猪、蛇や鳥などのほか、東北北部から北海道では熊の土製品も出土している。猪形土製品はしばしば犬形土製品と組み合って猪狩の様子を表すことで、狩の成功を願ったのかもしれない。
(上述の文化遺産オンラインの「猪型土製品」ページより)

青森県弘前市猪型土製品

本土製品は、昭和35年の緊急発掘調査により、縄文時代後期の遺跡である市内の十腰内(2)遺跡から出土したものである。
猪形土製品は、縄文時代後期から晩期にかけて、北海道から関東地方にかけて散見されるが、豊猟の儀礼などの、縄文人の精神活動に関わる遺物であると考えられている。
(上述の青森県払前市「猪型土製品」より)

市原歴史博物館 I'Museumイノシシ形土製品(能満上小貝塚)

上小貝塚では、縄文晩期のイノシシ形土製品が2体出土しています。このうち1体は全体の形がわかる貴重な資料です。イノシシの特徴である大きな鼻や背中の盛り上がり、爪先立ちの脚部などの表現がうまくとらえられています。また、アルファベットの「I」の文様は、晩期のなかごろの土器に特徴的なものであり、製品の作られた年代が特定できることも貴重です。
(上述の市原歴史博物館「イノシシ形土製品(能満上小貝塚)」より)

めちゃくちゃあった。
ていうか文化遺産オンラインなんてあったんだ…あと青森県弘前市も千葉県市原市のも行って見たいな…。

富山県富山市にある北代縄文館のHPに「シリーズ縄文講座(24) 縄文人の食生活とイノシシ」のページがあって、こちらもわかりやすく紹介してくれていた。

貝塚出土獣骨の分析から、動物質食糧のうち、哺乳類ではシカ・イノシシが主体だったことがわかります。イノシシは縄文時代早期から存在し、家畜化(ブタの飼育)も稀にあったと考えられています(西本2012)。
西本2012…西本豊弘 2012年 「人と動物の歴史」 『日本史と環境』 環境の日本史1 吉川弘文館
(上述の北代縄文館のHP 「シリーズ縄文講座(24) 縄文人の食生活とイノシシ」より)

へ〜!!

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