美女と野獣"魔法のものがたり"のキューラインにびびった話

い……今更!? というような話をこれからします!
絶対アトラクション開始当時すごい言われてたんだろうなと思うんだけどこないだ初体験だったので私には新鮮!(私は体験するまで基本的に情報を入れないようにするタイプです…)
今このアトラクションにまつわる感想とかが読みたくてネットを漁っております。

ディズニーリゾートのアトラクションには、乗り場にたどり着くまでの並ぶところにもいろんな飾り付けや仕掛けがあるわけですが、その並ぶところをキューラインと呼んだりします。
世界観へ誘うために各アトラクションさまざまな装飾が施されていていずれも素敵なわけですが…
プーさんのハニーハントのキューラインの作りなど、最高ですな。
ロジャーラビットのカートゥーンスピンの作りなども、乙ですな。

そういった感動に連なるキューラインを体験してきました。
美女と野獣"魔法のものがたり"です。

お父さんの馬車が壊れているのを横目に見てからキューラインは開始します。門から橋を渡って正面口ではなく勝手口から城へ入ります。
内装にまず目が奪われ、そしてあの物となった彼らが「居る」状態を目撃するの、はちゃめちゃ楽しい。場内は明るいですが、人らしい人がいないのに気配があることやあちこちの威圧的な飾りになんだかお化け屋敷らしさも感じてわくわく止まらない。
そして始まるアトラクション、晩餐会の……エッ早くない?!
いやそうかここまで歩いてきてもうベルは城を訪れてるの見たわ! 待てよそうだったお父さんの馬車が壊れてるの見た! もうそこ終わってるんだ!
ていうかもっと巻き戻してみるとそもそも歩いてきたわエリアを! あの町の風景のなかを! そこのへんの話……終わっとる!!
前振り、エリア全部。

しかもアトラクションに乗ったあと、エリアに出るまでの道のりもしっかりアトラクションに組み込まれていると感じられる。
このアトラクションを乗り終えたからには……と思うと、美女と野獣のエリアに戻る選択肢はなくなる、アトラクションとしてはエリアを出ることによって完結する。
位置的にもいったんエリアをほぼほぼ出る仕様になっていて、もう一度エリア内に入るにはまっすぐ進まずに「横道にそれる」必要がある。はず。たしか。
だって時間巻き戻っちゃうことになるんだもん……エリアぜーーんぶ、アトラクションのキューラインとしての働きを持っている! えーー! 豪胆!

プーさんのハニーハントは家のお庭から入り、開かれた本のページに飛び込み、ページのまにまに乗り場について、物語の中へと入り込んでいきます。
そしてアトラクションの体験がひととおり終わると、お部屋にたどりつき、子ども用のおもちゃ、ぬいぐるみ、そしてベッドを目にするのです。
あたかも庭でお話を読んで物語の中で冒険をして、疲れ果てていつのまにかベッドに運び込まれていたかのように。

ロジャーラビットのカートゥーンスピンはまさしくアトラクションが存在するトゥーンタウンこそが舞台であり、キューラインのなかへ足を踏み入れることによって「街の面に出ることのない」路地裏のいかがわしプレイスに迷い込む。そこの世界を堪能して、またタウンの表面に戻ってくる…エリアとアトラクションが相補しており、かなりシームレスにつながっている。

あるいはもう今はなきストームライダー……に限らずシーのアトラクションたち。
インディジョーンズのクリスタルスカルの魔宮やマジックランプシアター、海底2万マイルといったエリアが背景説明そのものになっているアトラクションたち。
エリアへの没入感を深め、またエリアによって支えられている、融合するような形のアトラクションたち。

いやでもそれよりかなり踏み込んでいやしませんか!?
エリアぜーーんぶがアトラクションの体験前提になりえる。アトラクションへの誘導、キューラインとしての役割を果たしうる。アトラクションを体験するとき、エリアに入って出るところまで動線が出来上がっている。そんな…ことするの!!

まあ普通にエリア堪能したいので出ていかずに戻ったんだけどさ。

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