スッスッス ミナト回の感想

もろもろ取りこぼしていることはあるのですが、とりあえずを。

ネタバレ等考慮しません。

推しのプリズムショーとはかくも破壊力の高いものかと何度も何度も思い返して噛みしめました。よかった。
なんのかんのこれまでそれなりの距離をもって見ていたのですが、ミナトくんのプリズムショーでは私は「そこ」に観客として居ました。
好きってこういうことか……。

 

ミナトくん回、初めて東京に向かうときの新幹線の中の窓に映る己のカット大変印象的でした。「見られる」自分というものの存在でした。
ミナトくんはとっても素敵ですが、他のメンツに比べて線が細くはないし、たぶんとびぬけて見目のいい子ではありません。華やかな世界に身を置こうとしている彼が、ただその表面だけを写し取る窓に映った姿で切り取られるというのは、本当にそういうことじゃないんだよ! 君には君の輝きがあるんだよ! でもそれはそういうふうにそこには映らないんだよ! と切なくなりつつ期待や不安や心細さなんかがないまぜになった冷たさを感じていい……ってなってました。

それにしても美浜コウジは楽しそうでなによりだよ……のびのびやってるように見えて……すごくいいことだと思います……。

まああのオバレのメンツのなあ! 子ども舌っぷりなあ!! って感じの納得もすさまじいのですけど、役割から解き放たれたミナトくんが子どもの食べ物を食べるというのもまたアア~~~~~って感じですね、ちょっとヨモツヘグイかwって面白くもなりましたが。あそこで「食べ」なければ(正しく青山に向かっていたなら)ミナトくんはスタァにならなかったのでしょう。
そのへんはさておき、役割から解き放たれたミナトくんは対話によって「己が己たらしめているもの」の肯定を得ます。これもなければきっとスタァにならなかったんだろうなって。ちょっとだけの自信を手に、勇気ある一歩が踏み出せたのだと思います。

そう、役割から解き放たれて、己を改めて掴むことでようやく跳べたという話だと思ってみています。
名前からして役を指すものだと思っていて、兄としての役があって、それが嫌なわけでもないけれど、輝きを彼は見た。夢を知った。
一度離れた役割は、しかしするりと別のものでありながら舞い戻ってもきます。べつのものでも!あるんだけども! ミナトくんはお料理当番という役割を得て(しまい)ます。そして他よりもできない自分がいる。なれるものは、やっぱり役割の範囲ではないのか――というところに、そもそも名前からして、あなたのもつものは役割ではない、あなたの在る姿が美しい、という。後光がさす。もうあなたは輝きを背負っている。

(おい展開なぞってるだけじゃねえか)(しかもそのわりには感情のままに書いてるからわかりづらい)(だって~~!)

ミナトくんの持つものは地球を黄色く染め上げるような力ではないかもしれない。でももとから青いものを、青い美しさを知らしめることができる。大事にできるんです……その場のすばらしさを……出せるんです……。

はー楽しかった! 推しが貴い! (まさか羽衣つけてくるとは思わなかったよ)

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