こごえるとり

ふりかえるほど寂しくなった
ののしるような罅割れ　日々
思い出など　いっこも記録もない
たよんない記憶なんか　どれくらい

不治しかなでない　きみに
縁は生まれない
生まれない
部屋は屍骸で累々　莱莱
明日の始まらない朝日を拝む

みつろうを流し込むよな
流星群は時間を止めて干からびた
孤独であろうと推測できるこの配置に
のしかかるような罅割れ　日々
たよんない部屋　累々

 

(2010/02/07 (Sun))

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