さよならなんてしらないの
テーブルの木目をかぞえる
一粒ずつまきもどして
大森林浴
会場はこちらです
あたたかに
木に
背中をくっつけて
眠れない
ときめいた
こみあげた星が地べたを這って
いくつか吸い込まれ
光る実をつくる
おいてけぼりの夜がさみしい
さみしい、と
花が開いて
コンクリートが吹き返して
遊具を使い終わって
まだいない
もういない
胸騒ぎ
からさわぎ
カラ元気
時計のせいで手首が重い
夜らしい
さわぎたてて
木立
ひとつも眠らない
今日が続くよ
まだ まだ
(2009/03/10 (Tue))