3852年の憂鬱

ときには囃子場の中ででんぐり帰りたい
ワッハハの透き通った見違える針とか
全部つなげても重ねても張り合わないし
いたちごっこでさよならしたくないのよな

ますますご健在のことかと存じます
ざいぞん、ますます、ことかと
短めにつめてひっきりなしに耳を踊ります

間違っても浸されてくださるな
ゆめゆめおとずれなきよう
掘りごたつの格子にそんなに嫉妬しても

会話、かいわかいわかいわわすれもの
ひりひりする手と手に冷水は籠の中

なにしろますます帰りたい
そのままつれて帰りたい

 

(2008/06/30)

戻る