スケルトン銀河

差し出した舌の先のチョコレート
星くず、固まって
意味をなす双璧はそこでだけ息を吹き返す
振り向いたスカートは翻る、翻る

ただ空気などないのですが
びゅんびゅん、流れるですので
いっぽめでふきだした
くるったように扉をたたく

荒野
とげは痛くないから、歩く、奔る
先なのか前なのかわからなくてもできること

おもうの
少女をやめてしまった
一片もない殺人予告に
さきに死んでしまった

目線は窓枠よりでした

愛を忘れる少女
重ねたかかとを離して

 

(2008/05/19)

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