抱擁を、極上の花束を

夜の頂きを
越えて おいで
おびえるふりなんて
しなくていいから

寄る辺なくすまで
足のマメつぶして
一日を数える

きみはもう、叫べ

首筋から伝った星は
すはだに溶けていく
輝いている
ただ居るだけで

拠るの戴きを
超えて おいで
背中が重いとはいえ
足は軽いだろ?

ただ両手両足ひろげてるんだ
まごうことなくぼくは

まどうことなくきみは、もう
きみはもう、叫べ

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