夜のふち

夜を織るために
君は銀色の涙を落とす
僕は全部繋ぎ合わせて、お月様にネックレスを贈る
まばたきをして 目を覚ましたら
夜が来る
暖かに、光を反射して
あるいは光を放ちながら
夜を纏うために
君は漆黒の海へ行く
僕は全部眠りにつかせて、ただひたすら待つ
その君の手がそっと海を撫でたら
夜がたつ
その漆黒を、その優しさを
まぜあわせて闇色にこめて
シャラララの音がする
夜が来る
君は纏う
僕はまた来るように、終わりのときを待つばかりです

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